萎れていくポニーテール-2
左手の人差し指を右脚の足ぐりの中に滑り込ませた高橋は、中指との間に後ろみごろを挟むかたちでパンティを握って引っ張り、右側の尻の小山を露わにさせた。
股間を見上げるかたちで撮影する吉田の前で由芽の股布は左脚の側にずれ、色素沈着も見えない白桃のような秘肉の割れ目と、そこからはみ出るピンク色の肉花が露出された。
『エヘヘ……あのさ、此処が電車の中だったらって想像してみて?ボクらに痴漢された女の人って、こうやって触られてる≠だよぉ?』
「なッ何の話よッ…!?ワケわかんないコト言ってないで手を離し…ッッ!?やああぁあぁあッ!!!」
ズラされた股布からはみ出てしまった陰毛を、佐藤は人差し指にクルクルと巻きつけるように弄ぶ。
電車の中ではあり得ない怒声と抵抗の存在する痴漢行為……拉致と監禁と強姦を生業とする仲間が居たことに二人は感謝しながら、この生意気で可愛らしい《ヒロイン》を責めるべく存分に食手を伸ばす。
「こ、このォッ!!ひゃあぁッ!?いやあッッッ!やめ…ッ…やめろよバカあぁ!!」
尻の割れ目を滑り下りてきた指先が、肉花を伸ばすように撫でてきた。
そして隣りに立つ痴漢師の指先が、薄い陰毛では隠せない秘豆に接触してきた。
悲鳴必至の状況下に由芽は金切り声をあげて足掻き、しかし、それでもデリケートな〈二ヶ所〉は恥辱に曝されたままだ。
『マンビラ撫でられただけでこんなになっちゃうのぉ?熱々のエッチな汁が溢れて止まらないねえ?』
「きッ…気色悪いって言ってんのよぉッ!これ以上調子に乗ったら…ッ…いやああぁあぁあッ!!??」
『感度抜群だね、由芽ちゃんのクリちゃんはぁ。ねえ、こうして欲しいの?それとも…こうかな?』
充分に勃起していた秘豆は、佐藤の指の腹の上で好いように転がされた。
そして高橋の指先の侵入を拒む事が不可能な肉花は、蜜壺の入り口である秘唇への接触を許してしまった。
通勤や通学の途中の女性ですら堕とす〈指〉にとって、二人掛かりでの愛撫に曝されてきた由芽を手玉に取るなど容易い。
止めどなく蜜は溢れ出て、僅かに曲がる高橋の指の第二関節から糸を引いて垂れ出した。
「さッ…触る…ッッ!?いやあッ!触るなッ…!!ぅあッッ!やめてぇッ!!」
舐め回すように秘唇を撫でていた指が、蜜壺への侵入を始めようとした。
クルリクルリとデリケートな部位を撫で、そして禁断の聖地へと向かい出した瞬間、由芽は発狂しそうになるくらいの恐怖と、骨盤が崩れてしまうかのような疼きを覚えた。
「や、やめろッ…!それ以上やったら本当にブン殴ってやるからあッ!!おッ脅しなんかじゃ…ッ!?ぅあああぁぁああッ!!??」
下腹部の中にニュルリと指が入ってくるのを由芽は感じた……その指先は複雑な肉襞の隙間にまで入り込み、《何か》を探して執拗に這いずり回っている……。
(し、調べられちゃうッ!?わ…私の……私…ッ!!)
痴漢師の指先に、恐ろしいまでに意識が集中しているのを由芽は感じた。
この触診の最中に現れてしまう皮膚の反応や表情の変化、そして女体の構造を熟知した者が過去の体験を元にして、その悍ましき《答え》を導き出そうとしているのがありありと解ってしまった。