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無人島性活
【ハーレム 官能小説】

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冒険-2


14日目の朝
エイジはケイティを連れて出発する
今日は食料を、より意識して
歩みを進める

海岸を進み
砂浜を歩く

程なく正面の海に朝日が見える
小屋が有るところは
夕日が正面に見えて
ちょうど反対の東側まで来たことに
気がつくが、砂浜は延々と続く

エイジは海に潜り様子を伺う
変化の無い海中には
生き物がいる感じがしない
仕方なく海から上がる

ケイティは波間に足を浸けて
心配そうにエイジを待っていた

二人はそのまま歩き出す

太陽が真上に来た頃
ジャングルから涼しい風が
吹いている事に気がつく

心なしか草木の量も少ないような
感じがする

日射しも強いので
今度はジャングルに入ってみる
ひんやりとしたジャングルは
心地よい

ジャングルはすぐに
湿度の高い竹林になる
見覚えのある竹林だが
二人で竹林を進む

すると目の前が急に開ける

「草原だ……」

エイジは戻ってきたと悟る


やっぱりここは島だった
しかも、近くに陸地の無い
小さな孤島


悲しそうな顔をするエイジを
ケイティは
優しく抱きしめてくれる

エイジはケイティの胸に
顔を埋め
しばらく動かなかった
ケイティもそのまま
エイジの頭を手で包み
強く抱きしめる


探検と今までの状況から
東シナ海に浮かぶ孤島で
白骨化した遺体は漂流者か
島流しになった罪人
めったに人が近づかない
島なのだと思わさせられる


ふと、エイジは思い立つ

(畑があったよな!?
なぜ唐辛子があるんだ?
唐辛子の原産国は中南米………
不自然だ!!)

エイジは涙を拭い
畑のあった小屋に向かう

先に雑草に覆われた
畑をよく調べてみる
すると
他にも野菜が数種類見つかった

エイジは無我夢中で
雑草をむしる
ケイティも手伝ってくれた

しばらくすると
畑の全貌が現れる

荒れた畑なので数は少ないが
トマト、ジャガイモ、トウモロコシ
それにミントなどのハーブもあった

ケイティは嬉しそうな顔をするが
エイジは
白骨遺体のある小屋に向かう

小屋に入り
中の様子や遺留品を調べる
中にはランタン、鍋、たばこ、
香辛料など
生活に必要な物が揃っていた
その中で気になった物が………


それは拳銃があったこと


寝床の遺体の周辺をくまなく
調べてみる
なんだか妙な匂いのする
葉巻が出てくる
(大麻だな……)

エイジの予想は確信に変わる

この白骨化した遺体は
漂流者じゃない!

大麻の重度依存者だったと


慌てて小屋を飛び出す
外で待っていたケイティは
エイジの後を追いかける

エイジは小屋の周辺を
調べ始める
葉っぱを指で摘まんで匂ってみる

(匂ったことの無い香りだ!)

エイジがハーブたど思っていたものは
大麻とコカの葉だった

(コカの葉ってコカインの
原料だよな……
確か南米では
お茶として飲まれているとか
聞いたことがある………)

なんだか怖くなったエイジは
コカの葉の存在をケイティには
知られないようにした

しかし、野菜はありがたい
トマトにジャガイモ、
トウモロコシもある
エイジは白骨化した遺体を埋めてやり
墓を建ててやった

使えそうな道具だけをもらい
小屋を出て
みんなの待つ小屋へと帰る

小屋に戻る頃には
太陽が傾いていた

二人を待ちわびていたトリーたちは
ジャングルから戻ったエイジたちに
驚き喜ぶ

小屋の中は食べた後の果物の皮が
散乱していた
海は満ちて
罠は海中に沈んでいる

「大潮(おおしお)か………
もう2週間がたったんだ……」

※大潮
月の満ち影に伴う引力により
海面の高低差が最も大きい時
高低差が低い小潮、中間の中潮
他に長潮、若潮がある
魚の漁としては
大潮が最も良い時とされている


エイジは満潮なので漁を諦め
豊富にあった
ジャガイモを調理する事にする
久しぶりに見るジャガイモに
皆が喜ぶ

とってきた鍋に水を入れ
茹でるだけのジャガイモ
全員に二個ずつ配る

手作りの塩をかけて
皮のついたままの
熱々にかぶりつく

「なんて旨いんだ!?」

涙が出そうになるエイジだが
ソフィーは涙を溢しながら
笑顔で食べている

(みんな辛いんだな………)

ジャガイモを食べ終わると
エイジは夜の海辺を独り歩く
ふとジャングルを見ると
その上には大きな満月が
エイジを照らし始めた

「なんて綺麗なんだ!?
日本にいた時に
月なんか見ることもなかったな……」

同時に今、自分たちがいる海岸が
島の西に位置している事も納得する

心配したケイティが
エイジを探して来てキスをする

そのキスは
欲望を求めているものではなく
エイジを励まそうとしたキスだった
二人はしばらく満月を眺めた


「明日になったら畑を広げて
野菜の栽培を頑張ろう!」

通じるはずもないが
言わずにはいられなかった

ケイティはいつもと違う笑顔が
月の光ではっきりと見えた
母のように優しく
穏やかな笑顔に

エイジは癒される


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