狂宴の終わり〜新たなる始まり-2
「真奈美ちゃんのところにお父様たちを連れて行ったら、
紗理奈は戻ってくるんだろ?」
「さあ。それは状況次第かな。
でも、できれば敏明と美奈子をこっちによこすわ。
三人で雌犬二匹。なんとか場を持たせて。
真奈美ちゃんのお母様には、出来れば知らせずにおきたいから。」
「ああ。それはボクも同じ思いだ。せっかくここまで回復したんだもの。」
「じゃあ、いいわね?」
紗理奈はそう言うと、ベッドに近づき、父親の目の前に立った。
「???どうした?紗理奈。真奈美ちゃたちと盛り上がっていたんじゃないのかい?」
「ええ。盛り上がっていたわ。でも、ちょっと盛り上がり過ぎなの。」
「盛り上がりすぎ?いや、若いうちに羽目を外すことはよくある。
それをいちいち報告するには及ばないだろう。」
「そうじゃないの。」
紗理奈はそう言うと、
征爾の突きに喘ぎ声をあげっぱなしの香澄に気づかれないよう征爾に近づき、
その耳元で何かささやいた。
征爾は顔色一つ変えず、
そして香澄への突きも止めることなく、
紗理奈に言った。
「さすがに真奈美ちゃんの一番身近にいた紗理奈だ。
今すぐ行く。
真奈美ちゃんのお父様も一緒の方がいいだろう。」
「そう思って、潤一さんにも来てもらっているわ。」
「うん。ただ、今の二人を相手にするとなると、さすがに潤一君一人では役不足だ。」
「ええ。そう思って、潤一には今、用意させています。」
「あの道具を使う、と言うことか。
確かに、今の状況を考えるとそれがベストだろう。」
「では、わたくしは真奈美ちゃんのお父様を……。」
「いや、雅和さんにはわたしから伝える。香澄さんと麗子を……。
そうだ。バスルームがいいだろう。」
「はい。では、わたくしは潤一さんとその準備を進めます。」
ようやく香澄が紗理奈の存在に気づいた。
「あ、あら?紗理奈、さん。どうしてここへ?」
「子どもたちの方でどうしても男手が必要なんだそうだ。しかも大人の男がね。」
「えっ?じゃあ、わたしはこのままお預けなの?」
「香澄だけじゃない。麗子もだ。」
「えっ?じゃあ、うちの人も子どもたちの方へ?」
「ああ。その代わりに若い男を一人、置いていくから、
麗子と二人で可愛がってやって欲しいんだ。」
「麗子さんと二人で?いいわ。それはそれで楽しめそうだもの。」
「じゃあ、わたしは麗子と雅和さんに話をしてくる。
少しの間、待っていられるかい?」
「ええ。自分で慰めながら待ってるわ。」
征爾がペニスを抜き去ると、香澄は仰向けに寝転び、
まだぽっかりと穴の開いたままのアナルへと指を差し込んだ。
5分ほどして、紗理奈は父親と真奈美の父親を伴い、2階のベランダにいた。
「なるほど。ここに梯子をかけたわけだ。
思いがけずに我が家にも屋上ができたっていうわけだ。」
「ごめんなさい。お父様。勝手なことをしてしまって。」
「何を気にしているんだ。いいじゃないか。大人もたまには使わせてもらうよ。」
征爾がにこやかに娘に話しかけていることが、
雅和にはかえって事の重大さを想像させた。
(ただ、実際に真奈美を見てみないことには)
雅和は逸る気持ちを抑え、屋上への梯子を上った。
「ねえ、見せて、見せて。」
不意に真奈美の声が聞こえた。
(なんだ、元気そうな声じゃないか。ひとまずは良かった・)
雅和が一番最後に屋上に上がると、目の前には征爾と紗理奈が立ち尽くしていた。
二人の視線の先には真奈美がいた。
「征爾さん。真奈美、何ともなさそうで・・」
雅和は征爾に声をかけようとした時、再び真奈美の声が聞こえた。
「ねえ。とし君のウンチ出すところ、見せてってば〜。」
(う、うんち?)
娘の口から出た言葉はあまりにも意外なものだった。
雅和は征爾の背後から前に回って真奈美をよく見ようとした。
真奈美は、四つん這いになった敏明のお尻に顔を近づけ、騒いでいた。
よく見ると、真奈美の指は敏明のアナルに突き立てられている。
「真奈美ちゃん。敏明が痛がってるよ。」
「ホントだってば、真奈美。痛いから、指、抜いてよ。」
「だって〜。お尻の穴でも楽しめるって。
真奈美のお母さんもとし君のお母さんもアナルに入れてもらって喜んでたじゃん。」
「そ、それは、色々と準備をして……、急には、無理だって。」
「だって、真奈美、見たいんだもん。」
「真奈美。」
雅和が我慢しきれずに声をかけた。
「あ、お父さん。どうしたの?あれ?とし君パパも一緒?」
「真奈美。とし君の言うとおりだ。いきなりは無理だ。もう抜いてあげなさい。」
「え〜?だって、真奈美、見るって決めたんだもん。
あ、じゃあ、お父さんのでもいいや。ねえ、お父さん、こっち来て。
早く〜。こっちに来て、とし君の代わりにウンチするとこ、見せて。」
雅和は顔色を変えて真奈美のもとへ近づこうとした。
「雅和さん。落ち着いて。まずはわたしが話をしてみます。大丈夫。」
「真奈美ちゃん。何がしたいんだい?」
「あ、としパパだ。としパパでもいいよ。見たい、見たい。」
「そっか。真奈美ちゃん、うんちが見たいのかい?」
「違うよ、違うの。ウンチが出てくるとこを見たいんだよ。」
「お尻の穴?」
「うん。お尻の穴から出てくるところ、」
「あ、なるほど。そういうことか。」
「ねえ、としパパ。見せて、見せて。」
「征爾さん……。」
征爾の後ろから雅和が声をかけた。
「もう少し話をしてみないと、はっきりとは言えませんがもしかすると……。」
「もしかすると?」
「焦らずに。真奈美ちゃん、元気であることは間違いないですから。」