食事会の誘い-1
【食事会の誘い】
「ふうっ。さすがにヤリ過ぎだな」
すっかり賢者モードに入った亨は、朝食後のコーヒーを飲みつつ、裏スジをほぐして息を吐いた。
「あら、今夜は彩花が居ないのよ。ヤリ過ぎだなんて言わないで頑張ってもらわないと。ねぇ、モロまんこちゃん」
裏スジマッサージをすれば復活することを知った智美は、お気楽だった。それを示すように、今の智美の姿は、お気に入りのスケスケの下着姿だ。
多い愛液がさらに下着を透けさせるため、智美が声を掛けた割れ目ははっきりと見えていた。
「勃つかなあ…」
浴室での行為では、智美のソープランドモードが効力を発揮し、亨がナナと智美の3P、いわゆるソープランドでの二輪車を妄想してギンギンになった。しかし、昨日から5回目の射精を終えた賢者は手強かった。それを実感する亨が、弱音を口にしたのだ。実際、下着を通した智美の割れ目を見てもピクリとも反応しなかった。
「なに言ってるのよ。さっきは春ちゃんの下着を見ただけでギンギンにしといて。こっちはモロまんこちゃんなんだよ。ほら見て、モロよモロ。好きなんでしょ。パイパンおまんこが。」
「まあ、否定はしないが…。夜になれば大丈夫…かな…」
玉の裏をほぐしながら亨は、希望的観測を口にした。でないと、彩花の居ない絶好の機会をふいにすると、明日以降の智美の反応が怖かったのだ。
「うふふ、興奮するように写メ撮って送ってあげるね」
昨日、写メを送ったときの亨の興奮を思い返した智美は、スマートフォンを下から煽るように股間に向けて足を開いた。そんな智美の行動を亨はスルーした。
(ナナを交えて、3Pならばギンギンになるだろうけど…)
浴室での妄想。ナナと智美のソープ二輪車を思い返すと、睾丸の裏がピクピクと震えた。
(いや待てよ。それよりも、あの下着を食い込ました春奈さんの姿が見られたら…)
棹の根元もピクリと反応した。
そんな不埒なことを亨が考えていたときだった。休日の午前中には珍しく、亨のスマートフォンが鳴り始めたのだ。
「もしかして、お仕事の電話?」
智美が心配そうに表情を曇らせた。年に数度、亨は休日に呼び出されることがあった。それが緊急事態のときは、帰りが遅くなることもあり、智美はそれを危惧したのだ。
「いや、仕事じゃない」
着信相手の名前を確認した亨が答えると、智美の表情がぱあっと輝いた。しかし、次に続いた亨の言葉で一転して複雑な表情になった。
「珍しいな、お隣の明さんからだ」
数年前、番号交換してからは初めてのことだった。
「どうして…」
昨日、春奈に翻弄されたことを思い返した智美は、嫌な予感しかしなかった。
「もしもーし、明さん、どうしたの?」
(まさかあの女、明さんに変なこと吹き込んでないでしょうね…)
お気楽に電話に出た亨とは反対に、真剣な表情をした智美は、両手を組んで祈るように聞き耳を立てた。
「えっ、なんだって!春奈さんのを見たくないかだって!!」
亨の目が見開き、裏スジを揉む手に力が入った。
(えっ?なに?『春ちゃんの』ってなんなの?)
智美には答えは容易に想像ができていた。しかし、それを認めたくなかった。
「うそだろ?突然なにを言いだすんだよ。冗談にしても春奈さんが可哀想だろ」
(も、もし、想像通りなら、全然可哀想じゃないよ。あの女なら喜ぶはずよ)
「えっ、春奈さんも同意の上?ま、まさか……。うそだろ反対にそれを喜んでるだって!!」
(やっぱり…)