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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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五分間の戦い-9



佐藤は前みごろに掌を忍ばせて股間を触った。
汗だくな下腹部は皮下脂肪の厚みもあって柔らかく、しかし、悲鳴をあげる瞬間だけはガチガチに硬くなる。
プニュッと柔らかい恥丘に生える陰毛は薄くてあまり邪魔をせず、既に薄皮から飛び出していた秘豆は殆ど剥き出しであった。
それは指で割れ目をなぞるだけでコロコロと接触するほどで、必死に距離を取ろうと腰を引かせる無駄な足掻きが楽しくて仕方ない。


「ぅああッ!?手ッ…手を抜いてえッ!!触るなバカあッ!」


ジワリと濡れる前みごろの中で掌が蠢くと、由芽は声を荒らげて悶えた。
大粒の涙はパラパラと辺りに散り、ポニーテールは空を斬って振り乱される。


「いつまで触って…ッ!じ、時間過ぎてるでしょッ!?」

『時間?オマンコ濡らしちゃったんだから《撮影続行》でしょ?由芽ちゃん主役のDVDを作らなくちゃ…ね?』

『こんなに濡れちゃうなんてボク、ワクワクしちゃうなあ〜。いっぱい気持ち良くしてあげるからねえ?』


前みごろからと足ぐりからと、それぞれの人差し指が由芽の秘穴へと潜っていく。
それは女体を愛でていると言うよりも、玩具として扱っていると言ったほうが適切である。


『おいブス、これが本当のラストだ。あの女を売ってくれたら今からでも撮影は辞めてやる。どうだ、話に乗るかあ?』

「しッ知らないって言ってるでしょッ!?なにもかもしつっこいのよ、貴方達はぁッ!!」


かずさだけは守らなければ……。
信じて疑わなかった正義感が招いた非常事態の責任は、自分だけで背負えばいい……由芽は初志貫徹の決意を胸に、痛いほど唇を噛み締めた……。


『知らない?じゃあ教えてやろうか?あの女の名前はな、奥村かずさって言うんだよ』

『今日の昼間、ファミレスの中でくっちゃべってたろ?同じ会社の上司ってコトまで分かってんだ。こりゃあ狩るのは時間の問題だな』

「…………ッッッ!」


由芽が守れるものは、始めから無かった……。
かずさの事は既に知られており、我が身は哀しみのうちに堕落へと向かわされた。
二台のカメラが捉える光景は第三者の慰み物として消費され、そしてかずさも……。


「か、かずさ先輩は本当に強いんだから!オマエらなんか束になっても敵わないんだからねッ!」


爆発する感情のままに由芽は叫んだ。
だがそれは自身の敗北を宣言したに等しい。


『じゃあ早く呼べよ?スタンガン持った俺ら相手に、どこまでやれるか見せてもらおうじゃねえか』

「き…汚いッ…!スタンガンとか…ッ…この卑怯者ぉ!」

『その卑怯者に触られて濡らしちゃったのは誰かなあ?この恥ずかしい音、聞こえるぅ?』

『必死に耐えてる由芽ちゃん可愛かったよぉ?さっきの姿、いろんな人に観て貰えたらイイねぇ?』


今の今まで抱いた事の無かった感情が、由芽の中で爆発していた。
二人の痴漢師は勝利を宣言するが如くゆっくりと衣服を脱ぎ、醜いイモムシのような男根を擡げてニヤニヤと笑ってみている。


「このままッ…す、好きになんかさせないからッ!!」


絶対絶命の危機にのみ発動する火事場の馬鹿力を持ってしても、最早ゴムチューブは伸びなかった。
腕の筋肉は既に限界を迎えており、攻撃の手段は全て潰えていた。


『さあ、もっと可愛い由芽ちゃんを撮って貰おうねえ〜』


全裸の痴漢師が由芽に纏わりついてきた。
殴る事も蹴る事も出来ない由芽は、まさに吊られた肉人形……悪の手に落ちた正義のヒロインに、不浄なる食手が再び迫る……。


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