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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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五分間の戦い-7


『由芽ちゃんがマグロなワケないよ。エヘヘッ…少しだけ本気出しちゃおうかなぁ?』

「ッ………!!??」


今しがたまで、ごわついた不快な指だったはず。
それが一転して温かくて柔らかな指に変わり、由芽の肌を弄り始めた。


(なッ…何この指ッ!?気持ち…悪いぃッ!)


粘液を滴らせるナメクジが這い回るようであり、薄い羽先でサワサワと擽られるようでもある。
それはストッキングの穴から侵入して皮膚の薄い内腿を丹念に撫で回し、ピリピリと穴を押し広げながら股間を目指してじわじわと上ってきた。

これまで経験してきた愛撫とは全く異なる感覚を纏わせた指が、死んでも触れられたくない部分に向かい始めたという恐怖心は焦りを生み出し、由芽は無反応を決め込むという〈抵抗〉を維持するのが途端に難しくなってしまった。


『あぁ…汗が谷間に……汗疹が出来たら大変だよぉ?』

「ッ!!!」


肩紐に人差し指を絡めた佐藤はカップの中に親指を滑らせ、握ると同時に左右にグイッと引いて胸を開けさせた。

露出された乳房は小振りな丸いお椀型をしており、白い肌が示す通りに色素が薄い乳輪と乳首がポコンと現れた。
乳房の小ささに比べて乳輪はやや大きく、その淡い桜色と白のコントラストはやや曖昧である。
そこから飛び出た乳首も同様に大きめで、そのアンバランスな造形は哺乳瓶のニップルのようであり、思わず赤子に戻って吸い付きたくなってしまう。


『どうしたの、由芽ちゃん?』

「んぐぐッ…!……何でもないわよ…ッ」


ブラジャーのカップと入れ替わった掌は、一気に発汗の進んだ乳房の湿り気と滑らかさを味わい、程良い柔らかさと弾力によって掌に馴染む由芽の美肉を堪能している。
その触り方は淫靡そのもので、赤く染まっていた鼻が忙しなくピクピクと動く様からも伺い知れた。

下半身を弄る掌も負けてはいない。
右手の掌は瑞々しくも張りが強い尻肉をパンティの上から楽しみ、左手の指先は繊細な接触で鼠蹊部から裏筋へとゆっくりとした往復を繰り返していた。
その最中に足ぐりの中に少しだけ潜り、悲鳴と喘ぎの双方を引き出すに充分な《急所》を狙う素振りをみせていた。


「ぎッ…ぐぎ…ッ…ち、ちゃんと計ってるんでしょうねッ?あと何分よ!?」

『あと三分半だ。もう少しで折り返しだぞ?』


乳輪の縁を《痴漢師の指》で触られている。
クルリクルリと外周を撫でられ、その刺激に顔を覗かせた微小な突起物を弾かれると、否応無く呼吸が途切れてしまう。
それは下半身も同様である。
尻の割れ目に人差し指を突き立てられ、まだ誰にも触れさせたことのない肛門を擽られている。
股間も秘肉の小山の裾野を指先で回られ、いつ禁断の縦筋≠なぞられてしまうのか分からない有様だ。


『あと三分……おっと、いま折り返しの二分半が経過したぜ?』


一秒が一時間にも感じられる……つい先程まで嫌悪感に満ちていた身体だったのに、敏感な部分に指先が近づいていくにつれて、悍しい禁忌の疼きに震えてチリチリと熱くなりだしてきたのだ。


『ククククッ…なあ由芽ちゃん、もうオマンコの中がスケベ汁でタプタプになってんだろ?パンティに染みつける前にあの女を売っちまえよ。自分だけでも助かったほうが良くないかあ?』

「〜〜〜〜〜ッ!!!」


この男の底意地の悪さには怒りしか覚えない。
これは提案でも甘言でもなく、ただの侮辱である。

由芽は例え自分がどうなろうとも、大切な恩人を売り渡そうなどとは毛の先ほども思っていない。
良心の呵責に押し潰されながら過ごす人生に、生きる意味を見出せるはずがないのだから。



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