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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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五分間の戦い-5


『全く……君達は本当に野蛮だね。心と身体を優しく解きほぐしてあげれば、きっと由芽ちゃんは素直に教えてくれるはずだよ?』

『どんな女も直ぐにグショ濡れにさせちゃうボク達なら、その綺麗なお姉さんの情報を引き出せるさ』

「ッッ!!??」


女性蔑視の台詞を吐いた佐藤は由芽の背後に回り、高橋は左手側に立った。
これならば撮影の邪魔にならない立ち位置である。


『近くで見たら、結構切れ長な目をしてるんだねぇ。涙袋もプクプクしてて……あ、唇のそばにホクロ見っけ!』

「なッ!?ちょっ…なに触ってんのッ!?アッチ行きなさいよ、気色悪いッ!」

『エヘヘッ……ポニーテールも可愛いよね。スーツよりセーラー服とかスク水の方が似合うんじゃない?』


佐藤は二の腕を摩りながら掌の位置を徐々に下げ、手慣れた指捌きでジャケットのボタンを外していった。
高橋は茶色の細いベルトを外してスルリと引き抜き、ファスナーを下げてホックを外した。

中に穿いていた肌色のストッキングはツルツルと滑り、グレーのパンツはストン!と足首まで落ちてしまった。
そこには微かに水色の混じった白色の三角形がストッキング越しに透けて見え、ふっくらと丸みを帯びた股間までも現れた。


「ぬ、脱がすんじゃないわよッ!!いい加減にしなさいよッ!?」


これ以上、肌を曝されては堪らない。
由芽はすぐ横に居る高橋目掛けて思い切り蹴り上げ、背後の佐藤に肘打ちを喰らわせんと吊り縄のゴムチューブを引っ張り、上半身を左右に振り乱した。


『自分から脚を開いちゃうの?へへッ…由芽ちゃんたら気が早いなあ』

「ふざけたコト言えるのも今のうちよ!い、一発で貴方なんかッッ……んがあッ!?」

『もしかしてオッパイ触って欲しくてプルプルさせてるのぉ?ねえ、ほら、もうYシャツのボタンが……ウフフ』


真横に蹴ろうとした脚はガニ股にしかならず、伸びるほどに張力が増すゴムチューブは、肘打ちの瞬間に腕を引き伸ばす。

必死の抵抗の最中に、ジャケットはYシャツに包まれる形で手首に捲られて縛られ、青みを帯びた小振りな白のブラジャーが露わとなった。
下半身はといえば、悪戯好きな指先に股間の部分のストッキングが丸く破られ、まるでスポットライトが当てられたかのように秘丘の膨らみが強調されている。

曝された白い肌には汗の粒がキラキラと輝き、それはまるで陽の光に照らされた新雪のよう。



『由芽ちゃんよぉ、そろそろあの女の名前だけでも教えてくれてもよくないかあ?そっちが態度を改めたら、コッチも考えてやらなくもねえぜ?』

「そっちが先に態度を改めなさいよッ!そ、それにあの写真の人なんか知らないわ!」


下着姿の由芽を、カメラは舐めるように撮る。
足首の位置を決められた身体は上半身を充分には捻られず、どんなに内股にしても拳一つ分は股間が開いてしまう。


「いッ…イヤあッ!?ドコから撮ってッッ!?」


吉田は由芽の真下に寝転がり、股の間から見上げる形で股間を撮りだした。
覗きも同然に撮られてしまう屈辱もさることながら、この拘束は絶対に崩れないという自信を行動によって見せつけられた由芽は、狼狽えた仕草を隠せなくなっていった。


『なに震えてんだ?さては痴漢に触られて感じてるなあ?』

「ッッッ!」


「自分は正しい」という由芽の確信は、未だ揺らいではいない。
怯えて震えるのはこの男達の方であるはずなのに、何故に自分が……。


「き…ッ…気持ち悪いのよッ!気持ち悪くて寒気がするのよ!!こ、こんな痴漢のッ…ご、ゴミクズの変態ぃ!」


不潔で気持ち悪いクズそのものの男に、この身体は拒絶反応を示して苦悶している。
それはあの《確信》の中に、ピッタリと重なって同化している。
痴漢に触られているという刺激などに、この身体が絆される訳がないのだ。


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