愛すべきコイツ-2
「実は、女の人かと思って助けたんだ」
清い心の持ち主なのだろう……か?
「優サンどしたの?
難しい顔しちゃって」
あれから一年、最近は何をするにもコイツが側いた
「どうすれば雨を全部避けられるかを考えていた」
「あれ?もしかして、話すの面倒だから適当に答えた?」
「そんな事はない」
「嘘だー!優サン嘘つくと目が上下左右に泳ぎまくるもん!」
「キミは僕をカメレオンか何かと勘違いしてるのか?」
「うるさいなぁ……とにかく嘘はダメ
もう嘘吐きやめたんでしょ
次嘘吐いたらペナルティね」
「ペナルティ?」
「俺とキス」
「取り敢えず死にましょう」
「しかもディープね」
「キミは男だろ死ね」
「またまた〜照れちゃって♪」
はぁ……
全く
朝霧美咲といい、コイツといい、ボクの知人は変な人間ばっかりだな
「はい!キースキース♪」
「五月蠅い」