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義母は蜜の香り
【熟女/人妻 官能小説】

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義母は蜜の香り-1

1. 三回忌
 道すがらの花屋で求めた花束を、掃除の済んだ墓前に供えた。赤いバラの好きだったエリのために、墓前の花はいつも赤いバラに決めていた。
 健志は、義母の八重子と並んで墓石に手を合わせた。
 エリが、車の事故で死んで、2年が経った。車の好きなエリのために、無理をしてスカイラインGTをローンで買ってやった。母親の八重子も車が好きで、若いころに富士のスピードウエイでレースクイーンをやっていたこともあるという。
 母娘で箱根の芦ノ湖や三浦半島を乗り回して、楽しんでいた。これが仇となって、伊豆半島のドライブ中に運転を誤り、崖から転落して命を落とした。母親の八重子は軽傷で済んだ。エリが運転をしていたことになっているが、実際のところどちらが運転していたか、健志は疑問に思っている。 
 横に並んだ八重子の胸元から、甘い香りが漂って来る。
 八重子は、喪服を着ていた。黒い襟元の割れ目から、真っ白な肌が目に眩しい。豊かな乳房を抑えきれず、ふくらんだ襟が割れて、かなり中まで視線が届いた。
 八重子はエリと姉妹かと見違われるほど若く見える。美人だったエリに劣らず、すれ違う男がふと振り返るほど、人目を引いた。


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