梨花・アキラ・浩平の放課後 -梨花の部屋で-(2020/06/15)-1
蒸し暑い梅雨の晴れ間。
小学6年生のアキラと浩平は、学校の帰り道に足を止めて
ひそひそと話し合っていた。
「ねえ、浩平、
今日授業で先生が言ってたこと、どう思う?」
「え?
なんのこと?」
浩平は何のことか分からず、アキラに聞き返した。
「えっとね・・・・、
シャセイのこと。
浩平はもう射精できるようになった?」
「・・・・・・そっか・・・。
・・・・・この前話したけど、僕は、まだ。
アキラくんはできるようになった?」
アキラは首を横に振ってから話した。
「僕も浩平と同じでまだなんだ・・・。
田中と鈴木は少し前に射精できたらしいから、
気になる・・・・。」
「そうだね、うん・・・。
先生は『個人差があるから気にしないで』って
言ってたけど、やっぱり気になるよね。」
浩平が下を向いた。