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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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妻のアナルオナニー / 設定小ネタ:A社について、ゆきのキャリアとワークライフスタイル、Zとのデートはいつしてる?-2

 膣の性感帯のちょうど真裏にあたる部分で、そこをバイブ先端で突ついてやると、まず下半身全体に鈍重な快楽が響く。おそらくこのとき、膣側の性感帯が肛門側から押されて気持ちいいのだと、ゆきは考えている。膣と直腸の隔壁を通して伝わる刺激は、膣から直接押されるのとはまた違った圧迫感と切迫感をゆきにもたらした。そこをひと押しするたびに、膣からは愛液が滲み出し、なぜか瞳から涙が溢れる。
 さらに刺激を続けると、やがて脳天まで突き抜ける激烈な性感がゆきを襲う。これは直腸側の性感帯の仕業で、こうなるとゆきの背中はのけぞり足は指先までピンと張る。一瞬で高みに達してしまったその後もまた地獄である。同じ快楽が同じレベルを保ったままいつ果てるともなく続くのだ。排出される体液は、愛液と涙に加えて唾液も加わる。膣からは小便のような潮吹きのようなさらさらの透明の液体がピュッと飛び散る。身体中の穴という穴から体液を分泌し、羞恥心と背徳感に溺れながら絶頂から降りることを許されない。

 一度そのせいでベッドをひどく濡らしてしまい、夫に訝しがられたことがある。なんとかごまかしたが、それ以来ゆきは激しいマスターベーションをする際は、大きめのバスタオルを敷くようになった。

  *

 今日もゆきは、Fのことを考えながらAスポットでの高みを目指していく。

 あの非現実的なランジェリーを身にまといFにアナルヴァージンを捧げる想像はゆきを酷く興奮させた。恐ろしいことに、あとはゆきの気持ちひとつでそれは現実になる。もちろんまだ何も決めてはいない。ただそのことを考えるたびに、罪悪感とともに下半身の奥がじんと疼くのを、ゆきははっきりと知覚した。 

 自分がアナルで感じる女だというのは、Fに指摘されるまでもなくわかっていた。肛門オナニーも今や当たり前になったし、アナルセックスだって早く経験してみたい。

 それなのに、夫は初めてのアナルセックスで失敗して以来、求めてくれない。肝心なところでチェリーボーイに戻ってしまう夫のことが、ゆきは決して嫌いではなくむしろ愛おしいとさえ感じていたが、かといって自分から求めるのも恥ずかしすぎる。ゆきはZやFの肛門は何度も舐め回し、指も舌も挿し込んだこともあるが、夫にはやはり恥ずかしくてどうしてもできない。強く言ってくれればしてあげるのにと、ここでもゆきは夫の愛すべきヘタレっぷりが可笑しくももどかしいのだ。

 ともかく、このままでは自分はいつまでもアナルセックスができないのではと、最近のゆきは焦りを感じていた。
 Zと済ませてしまおうかと考えたこともある。性玩具を肛門にねじ込まれ責められると、もうこのまま自分の許可を得ずに黙ってペニスを挿れて犯してほしいと思ってしまう。残念なことにZはゆきのアナル貞操を尊重しそれ以上はしてこない。ゆきは夫にバレるリスクを考え、どうにかブレーキをかけている状態なのだ。

 そこへFが現れた。彼となら夫に知られることなくアナルセックスができる。もちろんそれは簡単な決断ではない。アナル処女を夫に捧げたいというのも、ゆきの偽らざる本心なのだ。しかしそれはいつになるのだろう。先の見えない夫のアクションに期待していていいのだろうか。

 Fとなら――ゆきは考える。
 夫を裏切ることになるのは事実だが、自分さえ黙っていればバレるはずはない。夫とはいずれ初めてのような顔をしてすればいい。

 ゆきは扉の鍵が閉まっていることを再確認し、バイブのスイッチを入れる。電動モーターが唸りを上げ、直腸内壁を刺激してくる。亀頭先端とカリ首の出っ張りをAスポットに交互に押し付け圧迫する。四つん這いのあられもない姿の美人妻が化粧台の鏡に映し出されている。肛門から、どぎつい色のバイブが飛び出している。陰茎部分のかなり長いモデルのはずだが、ほとんどがゆきの体内に埋もれて見えない。

 ゆきは部屋の外に聞こえぬよう、小さな声で叫ぶ。

「ぁあ! 生チンポください……Fくんの生チンポ、ゆきのお尻の穴に挿れて……!」
「生チンポ大好き! アナルセックスしたいです……Fくんとアナルセックスしたいです……!」
「Fくんの生チンポでゆきのアナル犯してください!」
「ゆきのアナルヴァージン、Fくんに捧げます。もらってください……ぁああ!」
「あぁあ! 入ってきたの……Fくんの生チンポがゆきのお尻の穴に……ぁああ! 気持ちいい……!」
「アナルセックスしてる……ゆき、Fくんとお尻の穴でセックスしてる! ぁああ……ありがとうございます!」


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