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すごかった……思ってたよりもずっと……。
処女膜を破られた時は目がくらみそうだったし、そのままこすられてたから痛かったけど……好きな人を自分の中に受け入れるってすっごく素敵だし、興奮するの……それに痛いばっかりじゃなかった、あたしも間違いなく感じてたんだと思う……だって、みんなに見られてることまですっかり忘れてたくらいだから……。
あたしと慎也君、しばらくそのまま抱き合ってた、挿れたままで……。
「あなたたち、好きどおしだったの?」
先生があたしたち二人の顔を覗き込んで来た。
「はい、昨日、くじで麻衣子が当たって……今日どうしても告白しなきゃって思ってそうしたら、麻衣子も俺のこと好きだって言ってくれて……」
「あらぁ、性教育が二人の仲を取り持ったってわけね? だったら、次からも二人に頼もうかしら……みんなそれで良い? 良いと思ったら手を上げて」
全部じゃなかったけど、3/4くらいの手が上がった。
慎也君に憧れてた女子と……男子にも手を上げてない人がいたから、もしかしてあたしって自分で思ってたよりもモテてたのかも……でも、もう慎也君しか目に入らないけどね……。
池田さん? やっぱり横向いたまま手を上げてなかったよ……。
実践的性教育の授業はあと3回あるの。
次の2回はバックとか座位とか騎乗位なんかの、いろんな体位のやり方。
最後の4回目はフェラチオと69、それと学校としては一番大切な一番大切な避妊の仕方。
その頃にはコンドームを口でつけてあげることも出来ると思うよ、フェラチオ練習中だから。
慎也君とはその授業以来クラス公認の仲だから、学校でキスしちゃったりもしてる。
池田さん? あの後しばらくツンケンされたけど、今は平気。
同じスイミングクラブに通ってる子から聞いたんだけど、あの後すぐに大学生のコーチを誘惑して初体験しちゃったらしいよ、相手も池田さんとのセックスが凄く良かったみたいで付き合い始めたんだって、小6ってセックスにはすごく良い年頃なのかもね、締まりは良いし、それでいてちゃんと受け入れ可能になってし、軽いからどんな風にも扱えるもん。
あたしたち二人は『予習』してるの、もちろん『復習』も忘れずにね。
慎也君の家は共稼ぎで6時頃までは誰も帰って来ないから、あたしが週に二回慎也君の家に行ってる。
あたしは週一でピアノ習ってるし、慎也君も週二でサッカー習ってるからそれが限度なんだ、土日は慎也君の家もご両親揃ってるしね。
それに土日は学校のサッカークラブの練習もあるし……。
でもね、あたしもサッカークラブのマネージャーにしてもらったから、土日も一緒だよ。
さすがにイチャイチャはできないけど、サッカーしてる時の慎也君ってカッコ良いから側にいられるだけで幸せ。
明日、2回目の授業なんだ、1か月くらいセックスして来たけど、あたしたち二人とも、二人だけのセックスってちょっとだけ物足りない気がしてる。
初体験がああいう状況だったから、見られながらの方が興奮するみたい。
ホント、セックスってすごい。
気持ち良いだけじゃなくて、慎也君と体が溶け合って混ざっちゃう感じがするくらいに一つになれる気がするし、終わった後抱き着いてるのも幸せ、慎也君は優しくしてくれるからもっと好きになっちゃうし、気持ち良かったって言ってくれるから、何度でも抱いて欲しくなっちゃう。
心と体、両方で愛し合うのがセックスなんだよね。
明後日からはお尻も開発してもらうことになってるんだ、アソコと唇、それからお尻、体中全部で慎也君を感じたいから、体中全部で気持ち良くなってもらいたいから。
もうね、慎也君が望むことは全部受け入れてあげたいの、全校生徒が見てる朝礼台でセックスしようって言われても『うん』って言っちゃう。
あたしたち、きっともう離れられないよ、ずっと……。