蔦の館-3
普段は久美も唯も学校に行っている。身体の事は学校も承知している、組織が運営する学校だから世間にばれる事はまずはない。
放課後には多数の教師と交わる。2人は特注のボンテージスーツを着ている。ランドセル本体の金具に付けられるようになっている。
久美は黄緑色のボンテージスーツ同色のランドセルが付いている、唯は蒼いボンテージスーツにやはり同色のランドセルだ。
「そう、そこでカマの部分を舐めてみろ」
男性教師がイスに腰掛け久美にフェ○の仕方をレクチャーし、唯は複数の教師の相手を同時にしていた。
「ああん、もっと衝いてぇ〜〜」
その声に教師の理性は吹き飛ぶ。
「唯を見てみな、あれでも当初は嫌がっていたがね、昨日のステージは良かったぜ」
「ありがとうございます」
一旦教師のペニスを口から外してお礼を言った。
屋敷では2人共メイドとして働いている。通っている学校もメイドや執事など育成する学校なのだ。
「はい」
唯がスポーツドリンクのボトルを渡す。意外と喉が渇くので、調教用の教室の冷蔵庫には入っている。
「唯ちゃんはなんでこの世界に?」
「私の場合は体質でね、普通の人よりも性欲が強いんだって、このままだと男引っ掛けるようになるからって言われてね」
唯があっけらかんと答える。確かにさっきの行為はまるでサキュパスみたく激しい物だった。
「それより弟にどう告げるの?」
「弟には1年後に話す積り、どうなるか分らないけど、あの子だけはこの世界で働いてもらいたくないの、父親と血が繋がってないから」
久美の言葉に唯は直に分った。
つまり母親が”火遊び”で出来た子供だった。久美自身は弟が出来た事は喜んでいたが、最近知った。
「今週はストリップショーでしょ、唯ちゃんは?」
「うん」
「私はバニーガールで給使だしね」
「チップとかもらえるし、もしかして指名貰えるかもよ」
指名とは劇場の客にク○ニやフェ○をする事で、それだけでも1万はチップに入る。お触りもOKでそれだけでも札をねじ込む客もいる。
唯もそれで結構稼いでいる。その金は親切に自立した際の生活資金になる。実際この世界では18歳で”引退”する。後は就職するなり大学に行くなりしている。
「私はどうするか決めてないけど」
「私も・・」
2人は死屍累々となった教師を見て将来を考えた。
屋敷に帰ると久美の相手は決まった。三河 亮介 20歳。従兄の友人で若い竿師だった。
「うぁ〜〜この人って両刀使いのお兄さんじゃん」
唯もこの人と交わった事もある。テクは中々巧く、従兄に次ぐ巧さだ。
週末の金曜日の夜、久美はバニーガールの格好で給仕をしていた。既に折りたたまれた札の数がその人気を現していた。舞台では妖艶な身体をした少女らが挑発するように怪しい腰つきでステージを彩っていた。何れも唯同様に改造されたされた少女達だ。
その日マダム(オーナー)からある事実を告げらていた。
弟が私の仕事も事を知ってしまい、姉だけこんな目に合わせる訳にはいかないって言って志願して来たのだ。
「とりあえず相談して決めてね。女なら兎も角、男がこの世界にはまったら社会に適合するの難しいからね」
マダムから言われた言葉に弟と離れるべきだろう。とりあえず明日話そう。彼女は時折不安がる表情を見せた。
久美と悠太が住む部屋は屋敷の一室にある。ワンルームマンション程度の広さである。
「いいだろ・・お姉ちゃんだけ苦労するわけには」
「言っとくけど、正常な仕事じゃあないのよ!それに・・」
「僕は赤の他人って言いたいの?」
悠太は知っていた。
「戸籍謄本の血液型じゃあ適合するけどパパやママのケンカを聞いたら分ったよ」
久美は呆然とした。
「良いだろ、姉ちゃ〜ん!」
「駄目よ!男同士のセ○クスもするのよ!」
弟の悠太はそこら辺も分っていた。
「前の学校でな、そー言う奴いたんだよ。教師でな何人か関係持ってた話知らない?」
確か前に通っていた学校ではセクハラ騒ぎがあった。まさか普通のセクハラではなかったと言う噂も聞いたこともあった。
「僕は未遂で終ったけど、女の裸じゃあ物足りない感じがして・・」
書類には悠太の名前を書かれていた。
「解かっているの本当に・・」
久美の心情は複雑だった。