梨沙と拓馬 -夏休みの朝の出来事-(2020/05/24)-16
「拓馬くん、
いっぱい出ちゃったわね。」
拓馬の胸から下腹辺りまで、広範囲に飛び散った精液を
梨沙がティッシュで拭き取っていく。
「・・・う、うん。」
拓馬の息遣いはまだ荒いままだった。
「ねえ・・・、
拓馬くん・・・・。」
梨沙は拭く手を動かしながら話しかけた。
「・・・なに?」
「あのね・・・、
・・・・・・前みたいに、
また、一緒にお風呂に入る?」
梨沙は頬を心持ち赤らめながら尋ねた。
「え?
いいの?
僕、一緒に入りたい!」
拓馬は喜んで応じた。
「夏休みの間だけだし、いいわよ。
また、洗ってあげるわね。」
梨沙は拓馬の笑顔を見て嬉しくなり、優しく微笑んだ。
「さて、と。
拓馬くん、
出してすっきりしたでしょうから、朝ご飯にしましょう。」
「うん。
僕、お腹ぺこぺこ。」
梨沙と拓馬は笑顔で会話をしながら身支度を整え、
一階へと向かって行った。