卑劣な男-5
黒谷はユリの手首の縛めを解く。
「こっちにお尻を突き出して……ほら……」
ユリの身体がくるりと裏返される。解放された両手をソファーについて、すっかり力が抜けてしまった身体をユリはやっとの思いで支えた。
作業ズボンと下着をずり下ろし、一度射精した後とは思えないほど獰猛にいきり立ったペニスを扱きながら、黒谷は片手でユリの腰を引き寄せる。
膨張した亀頭を陰唇に押し当てられ、ユリは鼻にかかった吐息を漏らした。
「ユリ先生のいやらしいオマンコ……後ろからいっぱい突いてあげますよ……」
黒谷がユリの腰を両手で掴みゆっくりと腰を沈めると、陰唇を押し開きながら膣内にペニスがめり込んでくるのが分かる。
結合部分を見下ろしながら、黒谷は低く呻く。
「うっ……入っていきますよ、ビチョビチョのオマンコに……。ああっ……」
「あっ……あぁっ……はぁ……んっ！」
最後にズンと一突きされ、ユリの膣内は黒谷のペニスで満たされた。
「先生……汚いチンポにオマンコを犯される気分はどうです……？」
耳元でいやらしく囁きながら、ゆっくりとピストンを始める黒谷。その不潔な身体から漂う微かな異臭がユリの鼻を突く。
「あぁぁ……んんっ！ ……んぁぁっ……！」
熱く硬いペニスがヌルヌルと出入りする感触に、ユリの腰は浮き上がる。
「ほら、もっとオマンコ突いて欲しいんでしょう？ その可愛いお口でちゃんとおねだりしないと……」
黒谷は焦らすように膣内をじわじわと擦りながらギリギリまでペニスを引き抜く。
「つ……突いて下さい……ユリのオマンコを奥まで突いて下さい……！」
それは強要されて仕方なく言ったものなのか、それとも――。もはやユリ自身にも分からない。
「先生がこんなにいやらしい女性だったとはねぇ……」
再び膣内にペニスが差し込まれる。その根元が陰唇と重なるまで、深く。そして、黒谷はリズミカルに腰を振り始める。
「あ、あ、あっ！ いや……あぁぁっ……！」
小刻みに突き上げていたかと思えば、不意に緩やかな動きになり、そして次は突き破りそうなほどの勢いで捻じ込まれ、ユリは獰猛なペニスに翻弄されて嬌声をあげる。
後ろから奥まで貫かれガクガクと身体を揺すられて、ユリの背中が何度も弓なりにしなる。身体を支える両腕が震え始め、今にもソファーに崩れ落ちそうになる。
黒谷はペニスを引き抜き、ユリをソファーに座らせた。
「もうイキそうなんじゃないですか、先生……」
ソファーにグッタリと身体を沈め、朦朧としているユリ。黒谷はユリの両脚を開いて持ち上げる。なすがまま大きく開かれた脚、その中心にユリは中年男のペニスを受け入れる。この身体の疼きをどうにかして欲しい――その思いだけがユリの頭の中を一杯にしていた。
「おおぉ……先生のオマンコは気持ちいいですよ……！ よく締まって……ううっ……！」
黒谷も息を荒げ始め、腰の動きが徐々にスピードを上げていく。肌がぶつかり合う乾いた音、ヌチャヌチャと湿った結合部の音、そして二人の淫らな息遣いが、薄暗い室内に充満する。
「ほら……どうです、オマンコ気持ちいいでしょう……！ イク時はちゃんと言うんですよ……！」
「あっ、あっ、いやっ、んっ！ あぁんっ……だ、だめ、いやぁ……！」
黒谷の腰使いに溺れ、熱に浮かされたように喘ぎ続けるユリ。淫らな囁きに煽られ、身体がぶるぶると痙攣を始める。
「ほらほら……イっていいんですよ先生……！ 私も出そうだ……！」
黒谷は追い詰めるように力強く腰を突き動かし、ユリの膣内を蹂躙する。
「あっあっあっあっ！ だめ……もう……あああっ……！」
自分の身体がどこかに飛んで行ってしまいそうな錯覚に襲われ、ユリは咄嗟に黒谷の首にしがみつく。腰が浮き上がり、足のつま先がピンと伸びる。その昂りに合わせるように、黒谷の腰がラストスパートをかける。
「ああっ……出るぞ……！ ほら、孕め！ 俺のザーメンで孕め……！ おおおぉっ！ 出るっ……！！」
恐ろしい言葉を叫びながら、黒谷はユリの下半身に深々と腰を打ち付ける。
黒谷のペニスが膣内でドクンドクンと２，３度激しく脈打つのと同時に、ユリの身体も限界に達する。
「あああっ、イク！ あっあっ！ イっちゃう……んあぁぁあぁぁぁっ！！」
ユリはしっかりと黒谷にしがみついたまま仰け反って痙攣し、膣内に熱い精液を注ぎこまれながら屈辱的な絶頂を迎えてしまったのだった。