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楽園教室
【学園物 官能小説】

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恐怖の保護者会 二次会本番-4

「麻沙美さん。ご主人は大丈夫なの?」
秀子が確認した。

「実は主人も知ってるんです。」
「ご主人公認?」
「はい。実はまだありまして……。
 これは幹事のあゆみさんにわがままを聞いていただいたんですが。
 主人が、先輩の赤井さんのところのお父様とご一緒に見学をしたいと……。
 よろしいでしょうか。」
「赤井さんのところの?ああ、恭介くんのおうちの。あの方、ご病気だとか。」
「ええ。ですからせめて見学したいと。」
「あら、それっていいかもしれないわ。性的な刺激は精力アップにつながるもの。
 恭介君、一人っ子でかわいそうだから、いい刺激になるんじゃない?」
「あ、だったら、奥さんも呼んじゃえばいいじゃない。」
「真紀子さん?」
「ええ。ご主人と一緒に見学して、それでその気になればそのまま……。」
「あ、いいかも。一石二鳥よね。」
「じゃあ、さっそく、わたし、連絡してみますね。」
「すみません。わたしのわがままなのに。」

「じゃあ、ちょっと変更がありましたが、皆さん、よろしいですか?」
「はい。幹事の篠田さんがよろしければすべてOKです。」
「ありがとうございます。では、わたしと麻沙美さん。高田さんご兄弟。
 それに見学が麻沙美さんのご主人と、赤井さんご夫婦、ということになりますね。
 で、そうなると……。残ったのが松岡先生と伊藤先生なんですが、
 お二方とも、本来おもてなしをしていただく側の先生方なんですが。」
「そっか。そうなりますね。せっかくおもてなしのために来ていただいているのに。」

「申し訳ありません。わたしたちのわがままで。」
オレは突然、謝られて大いに戸惑った。
「い、いえ、。とんでもない。」
「わたしも、松岡先生がよろしければ。」
美咲先生がオレの顔を見ながら言った。
「は?は、あ、はい。オレ、いや、ぼ、はい。」

オレはまたまたあまりにも急な話の展開に全くついていけなくなっていた。
しかし待てよ?ということは、オレは今夜、あの秀子を抱かずに済むのだ。
いや、待て。このままいけば、の話だ。

しかし事態は思わぬ方向へと動き出した気がする。
母親たちの都合や思惑、もっとストレートに言えば好みで、
秀子は夫には内緒で、自分の息子の健太郎と母子相姦を選び、
橋本丈太郎、健太郎兄弟は野本美智子、玲紗姉妹との4P。
幹事の篠田あゆみは高田任次郎の父親、弘毅と過ごし、
そこに〇学校教師の高田先生とこの家の主婦であるホスト役の額賀麻沙美が参加。
さらにはその様子を麻沙美の夫と赤井恭介の両親が見学という形での参加。
見学と言いつつも、参加の可能性も大いにありそうな雰囲気だ。

いったい何なんだ!!

そして棚ぼたで、オレは美咲先生と一夜を過ごさなければならない、という、
なんともありがたい結果になったのだ。

最後に付け加えるように、秀子が皆に言った。
「では、おもてなしルームの方にご案内いたします。
 午後11時になりましたら、リビングの方にお集まりいただこうと思っていますが。
 いかがでしょうか。」
参加者のほとんどが頷いた。
つまりは11時に終了、ということなのだろう。

皆、秀子のあとに続くようにして歩き始めた。
廊下の突き当りに階段がある。
階段の上で秀子が部屋の案内をしていた。

先を歩いていたあゆみがオレを待っていたようで、話しかけてきた。
「先生。ちょっと珍しい展開になってしまい、申し訳ありません。
 11時からはおもてなしする側もされる側もなく、自由に相手を選べます。
 わたし、今のうちに先生とさっきの続きのお約束、しちゃってもいいですか?」

オレがあゆみの言うことを理解できずにいると、額賀麻沙美が口をはさんできた。
「あら、あゆみさん。フライングしてません?」
そう言いながら麻沙美はオレに顔を近づけ、
「あゆみさんのあとは、わたしと、ね?先生。」
「麻沙美さんだって、フライングでしょ?」
あゆみは笑いながら麻沙美に言った。
「わたしはあゆみさんと一緒でも大歓迎よ。」
麻沙美はオレのほっぺたにキスをすると、突き当りの部屋へと消えていった。

「じゃ、先生。またあとでね。楽しみにしているわ。」
オレの股間に触れながらそう言うと、あゆみはあとから来た高田先生に抱き付き、
さっき、麻沙美が入っていった部屋のドアを開けた。
「じゃあ、先生。美咲先生と楽しんでいてね。」
あゆみはドアを閉める寸前、オレに微笑みながらそう言った。

それぞれが秀子によってあてがわれた部屋へと消えていき、
オレは一人廊下に残された形になった。
「松岡先生。わたしたちは、こちらの部屋だそうです。」
オレの後ろから声をかけたのは美咲先生だった。

美咲先生は以前にもこの家に来たことがあるのだろう、
迷うことなく3つ目の部屋のドアを開け、オレを中へと導いた。

「松岡先生。いろんな意味で驚かれているでしょうね。」
部屋に入ったオレが珍しそうに部屋の中を見回していると、
美咲先生がグラスをもって近づいてきた。
「はい、特製の樹木酒です。
 今夜は朝まで眠らせてもらえませんから、しっかり飲んでおいてくださいね。」
美咲先生は意味ありげな笑みを浮かべながらオレにグラスを手渡した。


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