暑い夏の夜濡れるふたり-2
「良子さん、ついて来んね」
松金は普段なら太鼓の置き場所に使用している小屋へと彼女を誘ったのだった。
小屋へ着いた松金は人影を確認すると、急いで良子を中に押し込み、強引に着物から袴すべてをはぎ取り、ゴザの上に押し倒すとすでに準備を整えている彼女のワレメにペニスを突き刺したのだっった。
「ズコン、ズコン・・・・・ハァ・・・・・・ズコン・・・・・・ハア・・・・・・」
「あっいいわ・・・・・イク、イク・・・・・・あ〜。ヒャ―」
荒い息交じりに腰を激しく突かれた良子は、気を失いゴザの上で腹だけを小刻みに動かしている。
松金は良子を旅館まで届けると北岡家を目指して歩き始めた。
北岡家に着いた松金は、居間の明かりが煌々とついているのを見ると、縁側から上がろうとした。
「キャッー」
未亡人好子の悲鳴を聞き急いで扉を開けようとすると、ただならぬ雰囲気が漂っているのに気づいた。それは好子に危険が迫っているようではない。
「お母様はマツおじさんと寝たのだろう・・・・・・」
敏明が実母、好子に覆いかぶさり性交を迫っているのだ。
「おじさんとするぐらいなら僕にもさせてよ」
松金はこの時、初めて敏明の気持ちを知ったのだった松金が疎ましくて距離を置いたのではなく嫉妬からきたものだと。
―ぼん、それは違うとバイ・・・・・・わしも、ワシも好子さんを・・・・・・―
男女の仲に入って説明できるものでもない。松金は扉の外に立ち二人の成り行きを見守っていた。
「お母様・・・・・・お母様・・・・・」
敏明は狂ったように実母の名前を連呼している。
組み伏せられている好子は、ただ茫然として息子の行為を甘んじて受けている。
敏明は帯に手をかけると実母、好子を畳の上に転がし、、一気に真っ赤な腰巻から、肌襦袢まではぎ取っていた。
隠すものを失った好子は、胸を手に置き熟した乳房を手のひらで覆うのが精いっぱいだった。
「お母様・・・・・・」
敏明はそんな母の手首を捕まえ両手を頭上のそばに置かせると唇を重ねていった。
「うぐっ・・・・・・うぐっ」
口の自由を奪われた好子は腰をくねらせ抵抗するしかないのだが、敏明にすれば腰の振り方にいっそう欲情を募らせていった。
敏明も器用にズボンのジッパーを下げて勃起しているペニスを出すと、いったんは腰を上げ狙いを定めると一気に腰を落としていった。
「あっ!はあ〜・・・・・・敏明・・・・・・やめなさい」
否定する声も虚しく息子のパニスに反応を見せる未亡人、好子だった。
大尉を失ってから十年、好子は親類からの再婚話を断り続け貞操を守り通してきたつもりだが女の性がオトコを忘れてはいない。
息子、敏明でもペニスだけは大人のそれをも凌ぐモチモノに成長している。
ペニスの甚振りを受けながら敏明の背に爪を立てる好子だった。
「お母様・・・・・・出る・・・・・・出そうだ」
「敏明・・・・・・出しなさい。お母さんの中にすべてを出しなさい・・・・・・」
膣への放出を待ち望む大尉未亡人の好子の乱れ絵巻だった。
「敏明、あなた誰に教わったの?・・・・・・」
事後の余韻に浸りながらも母親として知っておきたいことだった。
「一緒に来ている先生だよ」
好子は感じるものがあり敏明に尋ねた。
「先生の名前は?・・・・・・・」
「字は違うけど良子だよ」
好子は初めて敏明の本心を覗いた気がした。
「先生と・・・・・・」
言いかけたとき敏明から口を手のひらで塞がれた。
「お母様が・・・・・・お母様が・・・・・・僕はずっと好きだったんだ」
息子の熱い思いを知った好子の方から敏明のペニスを握り自らのワレメへと誘った。
「今晩だけなら、お母さんの中にたくさん出しなさい・・・・・・」
外で立ち聞きしていた松金は肩を落とし、トボトボと歩き室町へと向かった。