第十七話 頑張らないと-1
私は泣きながら、しばらく自問自答していました。
「私の本当の気持ちは、どっちなの…?」
我に返ったのは、アナルのあたりに冷たい刺激を感じたからでした。
ご主人様は私のお尻に水をかけて、洗っていたのです。
いつもなら、汚れたお尻を見られるのはとても恥ずかしくて、
拭いたり洗われたりするときは、お尻を引っ込めたり、ちょっと抵抗しちゃうんですが、今日はもうそんな気力も残っていません。
前にかがんで、お尻を突き出した姿勢のまま、ご主人様に綺麗にしていただくのを、そのまま受け入れました。
「さあ、お尻も綺麗になったよ。これも開放してやろうか。」
一通り洗い終わると、私を拘束していた手枷と足枷はようやく外されました。
まだ首輪とリードは付けられたままだけど、少しは安堵しました。
「さあ、立ってごらん。」
そう言われて、何とか立とうとしましたが、今までで一番かと思う、ハードな調教を受けて、私は少しフラフラ…。
そして、海の方を見ると、さっき見せつけられた汚物が…。
その光景を目に入れてしまい、また涙が出そうになりました。
でも、頑張って次に進まないと…。
気持ちいいこと、たっぷりと味わいたいもの。
そう思って頑張って、何とか立ちました。
そしてご主人様は、私を正面向かせて、こう言いました。
「さあ、お部屋に戻って続きをしようか…。
君が一番好きなプレイをね。
ケツにぶち込ませてもらうよ。」
やっと、私が一番楽しみにしていた、アナルセックス。
これだけハードなことして、私持つかなあとも思いながらも、
私は涙を手で拭いて、お返事をしました。
「は、はい…。よろしくお願いします。」
「じゃあ、こっちへ来い。」
そう言うと、リードを引っ張って、私を建物の方に連れていきました。
建物の前のテラスに来ると、ご主人様はやっと私の首輪と、後ろ手に縛ったロープをほどいてくれました。
そして、砂にまみれた私の身体を、そばにあった水道の水をかけて、洗いはじめました。
そして、砂を落とし終わると、こう聞いてきました。
「どうだい? だいぶ堪えたようだけど、まだいけるかな?」
私、あまりに泣いちゃったものだから、心配かけちゃったのかな?
「は、はい、でも、今から気持ちいいことしていただけるんだから…。
大丈夫ですよ。」
「いい子だね…。」
そう言うと、ご主人様は私にバスタオルをかけて、次のプレイルームのベッドルームに連れて行ってくれました。