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茂美
【学園物 官能小説】

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ひょんなことから-1

7月の晴れた土曜日の放課後・・・

「アーッ・・・疲れたっ」

10キロのランニングを終えて、叫びながら校庭の隅っこの芝生に寝転がる。俺、山田一郎。高校3年。周囲からはイチローって呼ばれている。

陸上部唯一の長距離ランナー。うちの学校レベルでは不人気なジャンルなので練習はいつも一人だ。まぁ個人種目なのでどうってことはないが・・・

寝転がって空を見るともうすっかり夏空だ。7月の初旬、まだ梅雨のまっただ中だが今日は綺麗に晴れ上がったので10キロのランニング。気温も30度は優に超えている中の10キロはさすがにきつかった。汗だくのまま、寝転がって目を瞑っていると・・・

「大丈夫?」

不意に声をかけられ目を開けると、同級生の川久保茂美の姿。俺を心配そうな顔で覗きこんでいる。

「あ、うん。大丈夫。ちょっと10キロのランニングでへばっただけだから」
「そうか・・・良かった。誰かが具合が悪くて倒れているのかと思って・・・イチローくんだったんだ」

ニッコリ微笑む川久保茂美。可愛い・・・

川久保茂美、容姿端麗で学年で5本の指に入る人気者。身長は160センチ位。色白で細身なのにバストはD以上あると思われスタイル抜群。乳房の辺りまで伸びるストレートの綺麗な黒髪を普段はポニーテールにしている。バスケットボール部のキャプテンも務めている。彼女とは1年の時は同じクラス。2年・3年は別のクラスだったが同じ運動部という事もあり、1カ月に1回くらい数人のグループで軽く話すことがある位の関係だった。

彼女の可愛らしさ、性格の良さは俺も認める所だが、俺の中では1年の時から思いを寄せる片思いの子がいたのでただの知っている娘で「付きあいたい女の子」という存在ではなかった。なにより川久保茂美には何人ものイケメン男子が告っていたがことごとく玉砕しており敷居が高すぎて、こっちから話しかけるのさえはばかられるような存在ですらあった。

そんな彼女が今、目の前に・・・

「でも、顔が真っ赤だよ・・・汗も凄いし。本当に大丈夫?」
「う、うん大丈夫、大丈夫。今日は晴れてるから焼けちゃったんだな。タオル持ってくの忘れちゃって・・・」

心配そうに俺を覘きこんでいる川久保さんを見ると・・・部活の最中なのかTシャツにショートパンツ姿だ。色白の綺麗な生足にドキドキ。目線を上げると・・・屈みこんで俺を見ているのでTシャツの胸元が大きく開いている・・・

その奥には・・・真っ白なブラジャーが!大きな胸がゆれるのを防ぐためか完全に胸を覆っているスポーツブラで谷間は拝めないが、俺には充分すぎるほどの絶景だ!ガン見してはいけないと思いつつも目がどうしてもそこへ行ってしまう。ブラ周辺の色白の素肌も艶めかしい。

すでにムクムクしつつある息子が完全勃起してしまわないうちに寝ている体勢から上半身を起こして座る。川久保さんも俺の横にしゃがみこんで・・・

「うわぁ、水被ったみたいに汗が出てるし、ほっぺたが火照って真っ赤だよ・・・あ、これ使って・・・」
手に持っていたタオルを差し出す。
「い、いや・・・大丈夫だよ・・・部室に行けばタオルあるから・・・」
「いいよ、いいよ疲れてるんでしょ、遠慮しないで使って・・・」
「じゃあ・・・遠慮なく・・・」

キャラクター物のピンクのタオルを受け取って顔と頭を拭う。何の匂いか分からないが堪らなく良い匂いのするタオルだ。

「ありがとう!洗って届けるから」
「いいよ、いいよ、男子がそんな事、気にしなくていいの」
「・・・でも、汗で相当濡れてるし」
「そんなこと気にしなくていいよ!それよりも、もっとちゃんと拭いてっ、風邪ひいちゃうよっ」
タオルを俺から奪って、顔の辺りを拭いてくれる・・・
「うわぁ・・・ほっぺたホントに真っ赤っか・・・」
手のひらで俺の頬を触る・・・
「冷やした方がいいかな?凄く火照ってるよ・・・」

川久保さんのその行為の瞬間・・・俺は川久保茂美に恋をしてしまった。

至近距離で可愛い顔、胸元や生足を拝んで、ほっぺたを綺麗な手で触れられイチコロだった・・・

「冷やしたタオル、持ってこようか?」
「ん、もう大丈夫だよ。一息ついたから部室に行くから・・・」
「そっか、私も部室に行くから・・・立てる?」
「もちろん!そんなにヤワじゃないからね、俺は」
「そうだよね、いつも走って鍛えられてるもんね」

二人並んで歩いて運動部の部室があるエリアへと向かう。

「今日はもう帰るの?」
「あ、ああ。とりあえず10キロ走ったしな。これ以上は辛いわ」
「わたしも、今日は部活無い日なんだけど軽く体、動かしたから帰ろっと」
「ありがとうな、タオル・・・」
「ううん、いいのいいの、じゃあね」
「ああ、じゃあな・・・」

ああ、川久保さんてあんなにも良い子で可愛くてオッパイが大きかったんだ・・・部室で余韻に浸っているといつのまにか20分以上経っている。ノロノロと着替える。他の部員はまだ練習しているが、今日は帰ろう。あっ、そういえば教室に忘れ物だ・・・4階の3年の教室のエリアへ向かう階段が辛い。

6組の教室は1番奥なのがまた辛い。あれ?3組の教室に制服姿の川久保さんが・・・椅子に座って、タオルで顔を覆っている。

キャラクター物のピンク色のタオル・・・さっき俺が貸してもらったのと同じ?なんて事を思いながら、自分の教室へ忘れ物を取って戻りがてら3組の教室の前で中を覗くと・・・

相変わらずタオルで顔を覆っていた川久保さんと目が合った。

ビックリした様子で慌ててタオルを隠した・・・何をしているんだろうとちょっと不思議に思ったが手を振ってバイバイの挨拶をする。

そのまま階段を降りていると・・・


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