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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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お節介。-5

「旦那さん、遅いですね。」
子供達の世話も終えて寝かしつけ、家事がひと段落ついたのが23時。若菜と華英はリビングで寛ぎながら話している。
「今日は張り込みだって。今、殺人事件の容疑者追ってるから。」
「そうなんですか。大変ですね。」
「今日はお義父さんもいないけど、ホント俊介のご両親にはお世話になりっぱなしで。2人とも子供の面倒を良く見てくれるし、私の事もいつも気にかけてけれてさ。最近じゃホントのお母さんみたいに思ってるの。」
「そうなんですか。」
見ているだけでいい家族だと言うのが分かる。
「太一はねー、女の子にシャイなの。さっき帰って来て華英ちゃん見たら顔赤くしてすぐ上に行っちゃってさー。それを苛めたくなっちゃうのよねー。華もあんなだけど、あの歳で私の事理解してくれててね。子供ながらに私の負担にならないよう気を使ってくれてるのよ。」
「口ではあーだこうだ言ってますけど、上原さんのことが好きなの、良く分かります。」
「あの子、私は行けなくてお義母さんが行ったんだけど、ある時に学校の授業参観で母の日の作文を発表してね、私の事も親代わりだって言って、いつも家にいないけど、日本の平和を守る為に頑張ってるお姉ちゃんが大好きですみたいな事書いてくれて、もー私、ボロボロ泣いたよね。照れくさかったのか、私に渡した時はぶっきらぼうに、ハイッて渡して来たけど、読んだ後、抱きしめちゃったわ。もー嬉しくてさー。」
「ですよね。嬉しいですよね。」
「うん。私もお父さんが刑事だったのは知ってると思うけど、家にいなくてねー。でも華と同じ気持ちだった。お父さんは日本の平和を守る為に一生懸命働いてるんだ、帰って来た時にいっぱい甘えようって思いながらも死なないで、死なないでっていつも願ってた。華も太一も静香もきっとそうだから、私は何があっても死ぬわけにはいかないし、帰った時にはたくさん可愛がってあげるの。ホント、家族の存在って大きい。」
若菜から大きな愛情を感じる。完全に母親の表情を見せる若菜に華英は心が和む。

「上原さん、私、さっき頬を打たれた時、嬉しかったです。」
「あ、ごめん。痛かったでしょ?」
「はい、痛かったです。でも、それだけ私の事を思ってくれてるんだって感じました。温かいビンタでした。」
「私、娘を怒るような気持ちになってたわ?いけい事をしたら怒られるモンよ?」
「はい。ありがとうございます。」
若菜はニコッと笑った。

「華英ちゃんのお母さんも一緒。愛してるから間違った事をした時には怒るの。まー最近じゃそんな親ばかりじゃないのが悲しいけどね。私は憎しみや身勝手な怒りから人を殴る事はしない…、いや、したわね。殴るどころか殺したし。ハハハ!」
「上原さん、それ、笑えません…」
「アハッ、ゴメン!あの頃の私は尖ってたわよねー。」
「今でも結構尖ってますよ?♪」
「そーお?」
若菜はとぼけた表情で華英に舌を出して笑うのであった。


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