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スペースコロニーN-335第一娼館
【SF 官能小説】

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E星人-3

「ありがとう……脚を絡めて来られたのは初めてだ」
「あたしもなんだか夢中で……」
「嬉しかった……なんだか少し自信も持てたような気がする」
「大げさよ、たかが娼婦相手のセックスよ」
「それでも俺たちE星人にとっては望外のことだったんだよ」
 部屋に入って来た時よりずっと饒舌になっている……ンドゥンゴがそう思っているのならそれはノラにとっても嬉しいことには違いない。
「また指名しても構わないかな?」
「もちろんよ、待ってる」
「ありがとう……また来る」
 ンドゥンゴはそう言って、ノラの部屋を後にした。

 今日はきつい客が続いて大変な日だった……。
 しかし、あんな風に言ってもらえるならば、娼婦にとって……いや、ひとりの女として、女冥利に尽きるな……。
 ノラはそう思いながら、今日最後のシャワーに向かった。


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