狂乱の夜の余韻 -1
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目を覚ました時には窓の外はもう明るくなっていた。
窓から差し込む日差しで目が覚めたのではない。
ヒカルとユリカの喘ぎ声で目が覚めたのだ。
オレが目を覚ますと、ヒカルとユリカは、互いの足を抱え、
股間をこすりつけ合っていた。
オレはショーとしてではない、ヒカルとユリカの、
言ってみればおそらくは素の状態の相互愛撫をしばらく眺めた。
ふたりの肢体が絡み合うのを見ながら、オレは夜のことを思い出していた。
結局は、抜かずの3発どころじゃなかった。
抜かずの5,6発が、数回。
オレがいった数もわからないが、オレがいかせた数も半端なかったはずだ。
途中でユリカのオマ〇コが腫れ上がり、それを機に再び樹木酒の休憩となった。
不思議なもので、例の樹木酒を飲むと、オマ〇コの腫れは収まり、
オレのペニスにも底知れぬエネルギーが注入されるのだ。
結局はそのまま夜が白々と明けてくるころまでオレは腰を振り続け、
おそらくは7セットほどを終えたところでいつのまにか寝てしまったのだ。
ふたりはいつからああして抱き合っていたのだろう。
ヒカルとユリカの喘ぎ声が、夜中の狂乱を思い出させ、オレのペニスが反応を示した。
あれほど射精を繰り返し、二人のオマ〇コの壁を
何万回と擦り続けたはずのオレのペニスは、
これもまた樹木酒のおかげなのか、擦れて痛むこともなければ腫れている様子もない。
いや、それどころかオレの腰も、全く痛みはなく、目覚めもすっきりしている。
オレがベッドに寝そべったまま見ているのに気付いたヒカルが声をかけた。
「よく眠れた?待ってたのよ。修二が起きるのを。」
「そうよ。あれほどのもので責められたら、さすがに女同士じゃ物足りなくて。」
「ねえ、こっちに来て。」
そうは言われたものの、オレは腹が減っていた。
ペニスの方は準備万端の臨戦態勢だが、身体全体のエネルギーが不足している。
昨夜の消費カロリーは、きっととんでもない数字だろう。
体重だって2,3キロは減っているのではないだろうか。
それはヒカルもユリカも同じだったようで、オレたちはまずは朝食をとることにした。
「じゃあ、腹ごしらえをしてから続きをしましょ。修二。」
そう言ってヒカルはオレのペニスを指で軽く弾くと、朝食づくりに向かった。
オレはノルマは完全に果たしたつもりだったので、正直驚いた。
(やっぱりこの二人は魔女なんじゃないか?)
「修二だって、まだまだその気でしょ?}
ユリカがキスをしながら聞いてくる。
「ほら、ここがそうだって、お返事してるもの。」
確かに起き抜けから見せつけられたレズシーンに刺激されたのか、
それともさっきのヒカルの指で弾かれた刺激に反応したのか、
それとも続きをしましょ、という言葉に反応したのか、
オレのペニスの勃起は続いていた。
「昨日はそう言えばゆっくりしてなかったわ。」
思い出したように言うとユリカはオレの前にしゃがみ込み、ペニスを咥え始めた。
口をすぼめ、チュッ、チュッと音を立てながらキスを繰り返した後に、
ジュボっと音を立てて一気に飲み込む。
頭全体を上下させてのどの奥にぶつけるような激しいフェラが始まった。
そう言われてみれば、昨夜は二人ともオレにフェラらしいフェラはしなかった。
常に完全な勃起状態にあったんぼで、フェラをしてもらう必要もなかったのだ。
でも、男にとってはもちろんだが、女にとっても、
フェラは、単純にペニスを硬く勃起させるためだけのものじゃないはずだ。
愛撫そのものに気持ちよさがあり、意味がある。
感情表現ではないかとさえ、オレは思う。
テクニックは拙くても、必死にペニスを咥えている様子はいじらしいものだ。
時々のどの奥に突き当ててしまい、涙を流しながら咳き込む姿など、
まさに抱きしめたくなるほどだ。
まあ、おそらくこの二人はペニスを喉の奥まで飲み込んだところで、
それさえも快感としてしまうのだろう。
のどの奥に思い切り射精したとしても、それも喉を鳴らしながら飲み込むに違いない。
この二人にかかれば、童貞など、おそらくは3秒で即死だろうと思う。
それでもきっと口を、舌を、手を、頭を動かし続けて、
「抜かずの3発」を飲み干すに違いない。
でも、昨夜はそんなテクニックを十分に駆使することもなく、
二人は競うようにしてオレのペニスをオマ〇コで味わったのだ。
そういえば結局、ヒカルのアナルも味わうことなく終わってしまっていた。
オレ自身、アナルは経験したことがなかっただけに、それは正直心残りだ。
朝食後の続き、というものの中で、ヒカルのアナルを味わうチャンスはあるのだろうか。
ユリカのフェラチオを味わいながら漠然とそんなことを考えていると、
いきなりユリカがオレの目の前に顔を出して言った。
「ね、修二。ちょっとでいいから、これ、入れて。」
「でも、そろそろ朝食だって。」
「だから、朝飯前のちょっとよ。ね、いいでしょ?わたしが上になるから。」
「あ、いや、でも。。」