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思い出の初体験
【幼馴染 官能小説】

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譲司の成長 新たな局面へ。-3

いや、むしろ女とはそういうものなのだ。
男に強引に辱しめられたり、拘束されたり、
時には痛みさえ与えられて、
それを喜びに感じるものだとさえ思うようになっていったのだ。

ただそれは行為としてのことであって、
感情の部分においては至って普通であり、
譲司自身、セックスの中で母親や母親代わりであった和美を感じたいという思いは、
和美を失った今、日に日に増していたのだった。

しかし、譲司の客たちが譲司に求めたものは真逆なものだった。
譲司の客のほとんどが、
譲司の高圧的な言動によって支配され、自由を奪われた挙句に、
譲司に服従したがる女たちだった。


ホテルに着くなり女たちは豹変する。
譲司の目の前に跪き、今夜は自分を存分に虐めて欲しいと懇願するのだ。
ある女はホテルに備え付けの縄を差し出しながら譲司の足元にすがった。
またある女は手足につける拘束具を指さしながら、自分の自由を奪ってくれと頼んだ。
別の女は服の下に着けていた貞操帯のカギをわたし、譲司の奴隷となることを誓った。


なぜ、譲司のとりこになった客たちがそこまで求めるのか、
それにはある理由があった。

譲司との肉体関係を持ちたがった女性客のほとんどが、
譲司が隣のキャバクラでのショーにも出ていることをどこからともなく聞きつけ、
譲司のショーを見る目的でキャバクラにも足を運んでいたのだ。

そしてそのショーの中で繰り広げられるキャバ嬢たちとの、
本番ショーでの譲司のテクニックや巨大なペニスを目の当たりにして、
自分もあのペニスを存分に味わい尽くしたいと、
わざわざスペシャルルームやSМルームを予約してから、
ホストクラブを訪れるようになったのだった。

譲司にとっては、そうした女との肉体関係は本意ではなかった。
しかし、そんな女たちのある意味異常とも思える欲求に応えることが、
自分が捨てた母親や精神を病んでしまった和美に対する、
ある種の贖罪のようにさえ感じていたのだ。


性の快楽も幸福の一つであるとするならば、
その幸福を求める女たちの要求に応えることは理にかなっている。
そしてそれに対する対価が与えられるのも当然のことだった。

そんな意味で、金の力を借りて自らの欲望を満たす女たちを、
譲司は決して軽蔑してはいなかった。
反対に、生活のためではなく自分の欲望を満たすために自由にお金を使える、
そのこと自体が譲司には羨ましかった。

いや、自分自身がうらやましく感じるというよりは、
金がなかったために幸せを得られなかった母親や、
元亭主の言いなりになるしかなかった和美と比べた時に、
お金が自由に使える、お金をふんだんに持っている女たちがうらやましかったのだ。

今、譲司との関係を求めてくる女たちは、
生活とは全くかけ離れた目的のために、お金を湯水のように使う。

譲司が話の端に何気なく言った高価な時計や車でさえ、
女たちは譲司への貢物とする。

女たちは皆、譲司を独占しようと必死になった。
譲司の気を引き、譲司に気に入られ、
譲司との店外デートをずつ源させようと、
女たちは必死になって金を使った。
譲司の名前でのオーダーを重ねたのだ。

そして個人的にも、譲司へのプレゼントの数は増えていった。
金額的にも譲司の知らないところで、それはエスカレートしていった。

客たちは、あくまでも、譲司との個人的なつながりを求めた。
そのために、当然、そうした貢物は人知れず譲司に渡されることとなった。

オーナーの南野には気づかれることなく、
譲司は今まで手にしたことのないような財産を手に入れ始めたのだ。

譲司は自分の身体が、あるいは行うセックスが、
お金そのものを生み出すことのできる手段だということを始めて自覚した。

今の生活を続けていれば、
やがて南野の元を離れて、独立して生活することも出来るのではないか。
譲司は和美との別れを後悔するようになっていた。
確かに一時は疎ましく思い、その存在さえも否定的に思う時期もあった。

しかし結果はどうあれ、和美は譲司にとって忘れられない初めての相手であり、
自分に様々な未知のことを教えてくれた人物でもある。
結局のところ、和美だって、お金さえあればあんな末路をとることはなかったのだ。

女たちに奉仕を続けていくことで、いつか和美を、そして自分の娘、利恵を引き取り、
家を飛び出して以来音信不通になっている母親を探し出すことも出来るかもしれない。

その思いにたって女たちを見れば、譲司に貢ぐ女たちそのものが金に見えてくる。
月に2度か3度、時間にしたら1,2時間をその女のために費やしただけで、
譲司は普通のサラリーマンが1年間、汗水たらして稼ぐ報酬の何倍かを手にするのだ。

譲司に抱かれた女たちは誰もがもう一度、もう一度と、
女たち自ら、次を求めて店に現れた。
やがて、店を経由しないでプライベートでも関係を求める女性も現れた。

だが、譲司は特定の女との法外な金額による契約を結ぶことよりも、
数多くとの女との関係を持ち続けた。

お金のためとはいえ、自分以外のものに縛られることを嫌ったのだ。
それに、譲司の目的は単なる独立ではなく、
和美と母親との生活を取り戻すことだった。

譲司は贖罪のために、そしてお金のために、
ひたすら女たちの身体をまさぐり、女たちの要求に応え、
何度も何度も、自慢のペニスを女たちの欲望の密壺に打ち込んだ。


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