第六話 濡れていく私-1
トントントン…
「どうぞ。」
リビングのドアを叩くと、中からご主人様の声がして、私はゆっくりドアを開け、中に入りました。
「お待たせしました。」
そう言って、私は少し自信を持って水着姿でご主人様の前に立ちました。
「なかなかよく似合ってるね。素敵なボディが映えてるよ。」
早速のお褒めの言葉、とても嬉しい…。
「あ、ありがとうございます。」
「それに、髪の毛もアップにしたの?」
「はい、ご主人様に私の顔をよく見ていただけるように…。」
「そうなの…。その綺麗な顔が、よく見えるのは嬉しいね。
なかなか殊勝な奴隷になったね、君も。」
「あ、ありがとうございます。勿体ないお言葉で…。」
意図したとおり、アップの髪はご主人様に気に入っていただけたみたいでした。
「後ろ向いてくれるかな。」
続けて、言われるままに後ろを向きました。
小さなボトムでは隠しきれていないお尻が、ご主人様に見られている…。
ああ、恥ずかしい…。
「思った通り、大きなお尻は収まらなかったな。でも、いい感じの見え方じゃない。」
「は、はい…。」
私は恥ずかしさで、そう答えるのが精一杯でした。
「じゃ、始めようか。まず、そこに腰かけてみて。」
一通り、水着姿をチェックされたあと、私は、そばにあったソファーに座るように指示されました。
「いつもどんなポーズで撮られてるのかな? ちょっとやってみてよ。」
「は、はい。」
私は横に両手をついて、腰を持ち上げるポーズを取ってみました。
目つきも、少し意識して、色っぽくなるように。
「いい感じだね。続けてみてよ。」
それから、片手を首の後ろに回してみたり、両足をソファーに乗せて、横になってみたりと、扇情的なポージングを続けました。
ご主人様は、それをじっと見つめています。
ああ、もう濡れてきちゃったかも…。
「でも、そんなんじゃ物足りないな。片足を手で持って、大きく股を広げてもらおうか。」
ご主人様は、私のポージングでは不足だと、撮影ではありえないような恥ずかしい姿勢を命令しました。
私の身体の変化を見抜いたかのように。
「は、はい、承知しました…。」
私は言われるまま、右手で右足を持ち上げました。
その大きく広げた股間を、ご主人様は覗き込んできます。
「へえ…。なんだ、もう濡れてきているじゃないか。水着に染みができてきているぞ。」
薄い生地の白い水着は、漏れ出した淫水を隠すことなど到底できなかったみたい。
私が早々にイヤらしい気分になってしまったことは、ご主人様に早くも知られてしまいました。
「ただ見られてるだけで、スケベなことを一杯考えてるんだね。もうマンコ汁出すなんて、本当にどうしようもない変態だね。」
「あ…ああ…。恥ずかしい…。」
ご主人様は、私を言葉で責めながら、人指し指を濡れた水着の、割れ目のところに当ててきました。
「ひゃんっ!」
私は思わず声を上げて、持ち上げていた足から手を離し、足を降ろして股を閉じてしまいました。
「おいおい、ダメだろう。ちゃんと広げておいてくれないと。」
ご主人様はそう言うと、私の右足を大きく持ちあげました。
「ご、ごめんなさい。」
私はお詫びしながら、ご主人様が持った右足を自分の手で再び持ち上げました。
するとすぐに、ご主人様の指は私の濡れた股間を襲ってきました。
「はっ…はああー…。」
「じっとしとくんだぞ…へえ、もうこんなにびしょびしょにしちゃって…。
そのうち、こんな小さい水着、全部濡れちゃうかもな。」
薄布の上から、ご主人様の指は私の淫裂を愛撫しつづます。
「はあ…ああ…はあはあ。」
私は少し息苦しくなるほど、呼吸が乱れてきたところへ、ご主人様は次の調教を私に言いつけてきました。
「さあ、そろそろ、君の自慢のお尻を見せてもらおうかな。
お尻こっち向けて、上に座ってみて。」
「はあはあ…わかりました。」
私は乱した息の中、そう答えて、言われたとおりにソファーの上に乗って、お尻をご主人様に向けました。
「もう、後ろまでいやらしい汁が回ってるね。太腿まで垂れてきてるし…。」
半分露わになったお尻を気持ちだけ隠している布も、もう濡れてきているのがわかります。
その様子を、真後ろから見られている…。
もう、お尻、いたずらされたくなってきちゃった…。
そう思ったら、もう、私の股間の淫水は止まりません。
「もう、お尻を責められたくなってきたのかな?」
「は、はいお願いします…。」
従順な奴隷となった私の心の中は、ご主人様には手を取るようにわかるみたい。
私の淫らな欲望は、すでに見透かされています。
「じゃ、もうこんなのも取っちゃおうか。」
そう言うと、ご主人様はまず水着のトップの、次にボトムの紐をほどき、
胸とお尻を露にして、私を生まれたままの姿にしました。