保健教師 涼子(2020/01/19)-4
「浩介くん、マスターべーショーンって知ってる?
オナニーって言った方が分かるかな?」
涼子が明るく浩介に聞いた。
由紀恵は、マスターベーションやオナニーといった言葉が涼子から浩介へ
言われるのを聞いてドキドキしていた。
「誰かが言ってたのを聞いたことはあるけど・・・。」浩介は口をつぐんだ。
「そっか。
で、オナニーしてみたことある?」
「ううん、ない。
どういうのか分からないし。」
浩介は体格は中学生並みだか、かなり内気な性格らしく、友人達とその類の話しを
することがほとんどないらしい。
涼子が由紀恵を見る。
「お母様、どうされますか?
マスターベーションのこと、ご自宅で浩介くんに説明されますか?
それとも・・・、
この場で私から説明しましょうか?」
由紀恵の顔が再び赤くなった。
そして、しばらく考えた後、涼子に言った。
「先生から・・・、説明してください。
お願いします。」
「承知しました。」涼子は間髪を入れずに答えた。
「それで・・・、
あの・・・、
私はこのままここに居てもいいんでしょうか?」由紀恵が不安げに聞いてくる。
「もちろんです。
資料映像も使って説明しますので、お母様もご同席ください。」
「そうですか・・・。
分かりました。
先生、お願いします。」
* * *