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Revenge Porno 〜女子アナ・鈴井奈々〜
【アイドル/芸能人 官能小説】

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スキャンダル-1

直人がいくら電話をしても奈々には繋がらなかった。部屋の中はまるで荷物を纏めて出て行ったかのように自分の荷物しか残っていない。焦る直人だが、もう出勤時間だ。直人は身支度をして出勤する。
昼を過ぎても奈々からの電話はかかってこなかった。何度か奈々に電話をしたが、やはり出ない。直人は嫌な予感がした。
(接待ゴルフ、バレたかな…)
理由はそれしか考えられない。しかし話せば何とか言い訳を並べて許してもらえそうな気もする。とにかく会話を持ちたい直人であったが、そんな甘い考えなど通用しない事態になろうとは、直人はこの時まだ分からなかった。夕方になれば奈々が出勤してくる、そこで会話が出来るはずだと考えていた。

直人の出演する昼の番組が始まり、いつものように順調に放送は進んで行った。そして放送が終わろうとしていた時、緊急ニュースのテロップが画面に映し出された。何気なくそのテロップを見た直人は青ざめた。

『番組製作会社、ナダルミックス社社員中本和也容疑者を強制売春の疑いで逮捕。外国人女性を不法滞在させ顧客に買春接待させていた疑い。』
頭が真っ白になり、体温が3度下がったかのような寒気を感じた。それからの直人は動揺を隠せずに、直人らしからぬ姿をお茶の間に届ける事になってしまった。
(マジかよ…ヤベーじゃん…。俺、大丈夫だよなぁ…。ただ接待受けただけだし…)
思わず震え上がった直人であった。

番組が終わると接待を受けたアナウンサー達が秘密裏に集まる。
「中本が逮捕とか、大丈夫かよ!?」
「俺達は不法滞在させてたとか知らないし、大丈夫じゃね??」
「誰も金渡してないっスよね!?」
直人が心配そうに聞いた。すると他のアナウンサーらはあからさまに動揺を見せた。
「金やるとさらに過激な事させてくれたから…」
「俺も…」
「俺も…」
何と直人以外、全員が金を渡していたようであった。
「か、完全に売春じゃないっスか!お、俺は渡してないっスからね!?」
「あ、お前、一人だけ逃げるつもりか!?卑怯だぞ!?」
「だ、だって金渡してないっスもん!」
混乱して取り乱すアナウンサー達。中本の逮捕に慌てていた。
「と、取り敢えず知らぬふりしてよーぜ?まさか昨日の今日で逮捕された訳じゃないだろ。どっかの接待した時の捜査での事だろ…。中本だっと馬鹿じゃない。ジャパンTVの名前を出したら会社がどうなるかぐらい分かってんだろ。」
「でもナダルミックスが潰れたら最大の顧客とか関係ないぞ??」
「…」
全員が変な汗をかき震え上がっていた。とにかく自分から爆弾を落とすような真似はしないよう気をつけようと言う話になりひとまず解散した。

夕方になり周りをキョロキョロしていた直人はついに奈々の姿を見つけた。
「おい、奈々!!」
直人は走って奈々の元へ急いだ。
「どうして電話に…」
そう言いかけた瞬間、複数の人間に取り押さえられた。訳が分からず混乱する直人の目の前に警察手帳が向けられた。
「藤井直人、売春の疑いで逮捕する。署までご同行願えますか?」
「え?え?」
「ほら行くぞ!」
3人の刑事に体を拘束され連れて行かれる。
「ち、違う!俺は金を払ってない!な、奈々ぁっ!!」
暴れる直人だが、引きづられるようにして連行されて行く。そして次々と接待に参加したアナウンサーがパトカーに押し込まれてジャパンTVから消えて行ったのであった。

そんな様子を微動だにせずジッと見つめていた奈々は口元を緩めながら呟いた。
「ホント、使えない…、いえ、使える人…。フフッ」
奈々は何の未練もない様子で振り向きアナウンス室に向かうのであった。


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