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Revenge Porno 〜女子アナ・鈴井奈々〜
【アイドル/芸能人 官能小説】

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スキャンダル-3

世間の注目を浴びる中でプライム・ゼロの放送が始まった。後に分かる事だが、ニュース番組としては異例の視聴率48%を記録する非常に注目を集めた放送になる。働く女性の立場、権利の向上を掲げ、様々なハラスメントを糾弾して来たプライム・ゼロが、身内の大スキャンダルをどう扱うのか、どう責任を取るのかが注目された。

通常はタイトルが流れてからスタジオにカメラが切り替わるが、この放送では初めに里美、奈々、ジャパンTV社長が並んで立っている姿が映し出された。重々しい雰囲気の中、放送は始まった。

「皆さま、今晩は。プライム・ゼロのお時間です。まずは今回、国民の皆さまに多大なるご迷惑をお掛け致しました事を謹んでお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。」
奈々が神妙な面持ちでそう言うと、3人は深々と頭を下げたまま1分が過ぎた。そして3人が揃って頭を上げる。事件の内容を報道せずに謝罪から始まったと言う事は、他局で報道されている内容を全て認めたと言う事を物語っていた。どんな逃げ言葉で責任を逃れようとするのか斜めから見ていた視聴者には意外な幕開けであった。

「我々は身内の起こしましたこの事件を一つたりとも隠すつもりはございません。プライム・ゼロはこの事件を全力で取材致しました。身内を隠蔽する事など私は許しません。全てを曝け出し、どんな批判を受けてもその責任は果たします。身内だからこそ他局ではまだ報道されていない事実も皆さまにお伝え出来る、そう信じてこのニュースから本日は始めたいと思います。どうぞ皆さま、最後まで厳しい目で我々ジャパンTVの起こした重大な事件をご覧ください。宜しくお願い致します。」
奈々がそう言うと、再びしばらく深々と頭を下げる3人の姿に視聴者は固唾を飲んで放送を観ていたのであった。

ニュースはジャパンTV社長がひとまず画面から消え、奈々と里美は立ったまま原稿を読み番組を進める。


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