全裸でお仕事-1
「ええっ!? 裸になるのぉっ!?」
やっぱり最初のうちは、俺だっておっかなびっくりだったから、無茶するようなことはしなかった。
もしものときを考えて花梨には服を着せたまま、下着だけを脱がせて跨がせてたんだけど、だんだん慣れてくると大胆になってくるのは当然のこと。
途中からはスカートも脱がせて、上は子供用のキャミソールだけの姿になんかしてた。
でも、やっぱり欲ってのは天井知らずだから、それだけじゃ物足りなくなる。
「ヤダよ、裸なんて!」
そりゃ当然だわな。
下半身裸だけも死ぬほど恥ずかしがってたのに、今度は素ッパだ。
「一生懸命するってば。だからねえ、お父ちゃん、裸だけはやめようよぉ」
泣きそうな顔で必死にお願いしてたっけ。
そりゃ年頃の女の子だもんな。
露出狂って訳じゃないんだから、抵抗するのは当たり前のこと。
でも、お父ちゃんは意地悪だから許してあげないんだ。
「花梨が裸じゃないと、お父ちゃん寝ちゃうかもしんない…」
最強の殺し文句。
言ってて、自分が恥ずかしい。
娘の優しさにつけ込むなんて、ほんとにロクでもねえ人間だなって、我ながら思う。
でも、このときの俺は、花梨と過ごす一日一日が大事でならなかったんだ。
今の花梨は、今しか見ることができない。
ほんの一分一秒でも、こいつはどんどん成長してしまう。
そのうち、俺のことなんか見向きもしなくなってしまうんじゃないか。
そんなことを日に日に強く思うようになって、俺はどんどんわがままになっていた。
結局、最強の殺し文句に勝てず、花梨は裸になる羽目に。
体が白すぎて、見えないってのはわかってるけど、トラックを走らせながら、ちょっとだけドキドキした。
片手にハンドルを握りながら、もう片方の手で小さな尻を撫でたり、薄い背中をさすったり。
全裸だから、いやらしさ満開で触りたい放題。
立てた指をツーと背中に滑らせると、「はぅう…」とか、呻いて花梨が背中を仰け反らせる。
面白くて何度もやった。
「いじめちゃ…やだ…」
ハァハァ言いながら、真っ赤な顔。
熱っぽい声でささやく花梨の実に悩ましかったこと。
まだ小5。
すぐにトラックをサービスエリアに突っ込んだのは言うまでもない。