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トラックドライバーとその娘
【ロリ 官能小説】

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親父の悩み-1

 

 学も才能もない男が世の中を渡っていくためには、手に職を付けるしかなかった。
 かといって、我慢のきかないわがままな性格をした俺が、下積みの職人なんてものになれるわけがない。
 結局、大型免許一本で食っていこうと心に決めたのは、二十歳の時だ。
 
 長距離トラックはきつい仕事だが、それなりに金になるし、それに性にも合っていた。
 荷物の積み卸しは大変だが、いったん荷物さえ積んでしまえば、後は目的地へ届けるだけでいい。
 たったひとりでだってできるし、煩わしい人間関係に悩まされることもない。
 
 日本全国を渡り歩いて、家にも帰らない根無し草稼業を続け、気がつけば四十を過ぎていた。
 これまでの生き方に後悔なんかしていないが、たった一つだけ心残りがあるとすれば、それは一人きりで家に置いている娘のことだ。
 
 仕事先で知り合った女と勢いで結婚したまではいいが、月に二、三日しか帰らない亭主の放蕩ぶりに、女房が愛想を尽かして逃げ出すのに、時間はそれほどかからなかった。
 ガランとした部屋の中に、置き手紙とまだ赤子程度でしかなかった娘が泣きじゃくっているのを見たときは、心底愕然としたものだ。
 
 俺の親が生きているうちはまだ良かったが、二人とも鬼籍の人になってからは、”花梨”はたった一人きりで親父の帰りを待つ身になってしまい、ずいぶんと寂しい思いをさせたと思う。
 まだ4年生になったばかりの頃だったから、親が不在がちの暮らしは、ひどく心細かったに違いない。。
 
 だが、こいつはほんとによくできた娘で、親父の手を煩わせたことはなく、俺がいない間は、家事も炊事も全部自分でやってしまい、仕事を終えて家に戻ってみれば、姉さん女房並みに俺の面倒までみてくれた。
 家のことを一切合切なんでもこなしてしまい、まったく手が掛からなかったんだから、ほんとにこいつは、たいした娘だよ。
 
 こんな娘が可愛くないわけないだろう。
 日に日に顔だって愛くるしくなっていくし、俺は家に帰るのが楽しみになり、女房になんか一度だって買ったことはないのに、花梨の喜ぶ顔だけは見たくて、仕事先のあちらこちらで土産物を買いまくったりしたから、無駄遣いしちゃダメって、よく怒られたもんだ。
 
 しっかりもので頭も良くて、少しお転婆だけど、面倒見のいい娘で、こんなできた女の子が俺の娘なんだから、そりゃあ嬉しくないわけがない。
 でも、いくらできた娘とはいっても、やっぱり寂しい思いはしていたのか、仕事から帰ると決まって夜には俺の布団の中に入ってきて、甘えたりしていた。
 もう可愛らしくて可愛らしくて、柔らかい体をこれでもかってくらい抱きしめて、いつも同じ布団で寝てたんだ。

 帰るたびに体の線が丸くなって、女らしくなっていくのは気づいていたが、それでも、花梨はいつだって変わらなくて、家に帰ると嬉しそうに笑ってくれたし、やっぱり布団の中に潜り込んでも来てくれた。
 
 だから、魔が差したなんて言い訳はしないよ。
 
 この娘を誰かに取られるのが嫌で、ずっとずっと自分だけの娘でいて欲しくて、いつか俺の前からいなくなってしまうなんて考えたくもなくて、俺はこいつを布団の中で抱きしめながら…、
 
 人として絶対にやっちゃならないことをやっちまったんだ。
 
 
「お父ちゃんだって、寂しかったんだよね…」

 股を血塗れにしたまま、あいつは涙に濡れた顔に無理に笑顔を貼りつけて笑ってくれた。
 あやまり続ける俺の頭を抱きしめて、やさしく撫でてくれさえした。
 まだ11歳だった。
 そんな小さな女の子が、自分の人生を台無しにされたのに、恨みもしないで許してくれたんだ。
 
 一生こいつには、頭が上がらねえ。 ――
 
 俺が死んでも幸せにしてやる。
 必ず幸せにしてやる。
 もう、二度とお前に悪さはしねえ。
 ちゃんとしたお父ちゃんでいてやる。
 
 そう、堅く心に決めたんだ。
 何があっても悪さなんかしねえと決めたんだ。
 
 いや…、ほんと、そう決めてたはずなんだけどなぁ…。





「しなくていいの? 通販でお父ちゃん好みのエロい下着買ったよ」

 お前から誘ってどうする?…。
 
「ねえ、アソコでするよりお尻のほうが痛くないのかなあ。お父ちゃんのおっきいから、まだ痛いんだよね」

 お前…、それをメシ時に言うか?…。
 
「お父ちゃん、久しぶりに2連休だね。朝までイチャイチャできるね♪ ウチも寝ないで頑張るからね」

 あ、ありがと…。ってか、寝ていいですよ…。お前の背が伸びなくなると困るんで…。
 
 クラスじゃ前から2番目だ。
 3年生の中に混じっても、ほとんどわかんなかったよな。
 尻なんかほんとにちっちゃくて、俺の両の手のひらにすっぽりと収まっちまう。
 よく俺のが入るもんだと、つくづく感心するよ。
 しかも、アン♪アン♪言うしな。
 
 この声が可愛らしくてやめられないんだ。
 もっともっとお前の中に入りたくて、マジでケツまでやっちまいそうだ。
 俺が欲しがったら、きっと許しちゃうんだろうなあ、こいつ…。
 
 全然ダメな親父だけど、花梨だけは俺を見捨てないでいてくれる。
 甲斐甲斐しく女房気取りで俺の面倒まで見てくれる。
 今じゃ、嫁さんだった女よりも、ずっと花梨のほうが嫁さんらしい。
 
 でも…。
 だからってさあ…、お前、いきなり”あれ”はねえだろう…。
 
 
 


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