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トラックドライバーとその娘
【ロリ 官能小説】

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実験-1


 大手は別だが、うちみたいな中小の運送会社はトラックの管理もほとんどドライバーに任されている。
 鍵も持たされっぱなしだから、会社に行って、勝手にトラックを出すことは可能だ。
 
 業務意外の運転は基本的に御法度だが、それだってグレーなところがあって、クルマの調子を確かめるためとか、洗車をするためなら、24時間いつだってトラックを持ち出してかまわない。
 娘とスケベをするために動かしていいかはわからんが、アホみたいに走行距離さえ伸びなければ、トラックは比較的自由に使えるのだ。
 
 メシを食った直後はさすがに躊躇われて、夜中にトラックを停めている土場に向かった。
 残っていたトラックは俺のと、あと2台だけ。
 全部出払ってるのが一番いい状態だが、まだ11月だから、それほどトラックも回っていないわけだ。
 
 これが12月にもなれば、花梨が言っていたように土場に帰ってこれなくなるほど忙しくなる。
 荷物を積んでは卸し、行った先で積んでは、違うところでまた卸すのを繰り返す。
 行き先がどこになるかなんて、そのときにならなければわからない。
 寝床はトラックオンリーになり、体なんてガタガタだ。
 
 メシはコンビニ弁当か、サービスエリアの食堂だけになり、栄養もひどく偏る。
 楽しみなんかまったくなくて、眠ることだけが救いだが、その時間さえ忙しさに削られてしまうことがあるんだから、よく、今まで事故も起こさずに生きてこれたもんだと、我ながらつくづく感心するよ。
 
 
「うわぁ…きれい…」

 花梨は、ピカピカに磨かれた俺の愛車を見て、ひどく驚いていた。
 トラック野郎にとって、クルマは相棒だ。
 分身と言ってもいい。
 命を預けるものだから愛情が沸いて、どうしても磨き上げたくなってしまう。
 だから、長距離トラックは、みんなピカピカに光ってんだぜ。
 
 先に運転席に乗り込んでから、花梨を引き上げた。

「あは、すごく高いんだね」

 花梨は眺めの良さに、うれしがることしきり。
 ここからの見晴らしは最高だからな。
 それに特典だって、あるんだぜ。
 
 普通の乗用車なんかで走りながら、助手席の女に悪さしようとしてる奴らは気をつけた方がいい。
 見てもらいたいなら別だが、こっそり楽しもうとしてるならば、大型トラックが近づいてきたときは、特に気をつけることだ。

 大型トラックは、高い座席から下を眺めるから、乗用車の運転席なんか丸見えになっている。
 助手席の女にしゃぶらせてるのなんて、近づいただけで、ひと目でわかる。
 もし、道路が空いているのに併走しているトラックがいたら、そいつは隣のクルマを覗いてんだ。
 
 
 とりあえず花梨を膝の上に乗せて、座席を後ろに下げてみた。
 脚を伸ばしながら、座席の位置を調整する。

 花梨がハンドルにぶつからないようにしてから、アクセルを踏んでみる。
 届くぅ〜。
 ブレーキも…、問題なしっと…。
 
 足が長くて、いがったぁ。
 
 ギアチェンジはセミオートマだから大きな動作は必要ない。
 指一本で、ココーン! と前進バックを切り替えるだけ。
 
 しかし、やっぱり花梨が前を向いていると、ちょっと邪魔。
 特に花梨の足が…。
 
「花梨、俺のほう向いてみ」

 細い腹を掴んで持ち上げた。
 俺の膝の上で器用に向きを変えた花梨が、わかったように胸を合わせてくる。
 
 やっぱり対面座位のほうが視界が広がる。
 それに、花梨の足も邪魔にならないし。
 
「脚、きつくないか?」

「大丈夫だよ。椅子の上に膝で立ったら余裕だし」

「前見えなくて、酔ったりするんじゃねえか?」

 この態勢だと、花梨はずっと背中を向けたまんまで前が見えない。
 
「ずっと目を閉じてるから、大丈夫…」

 そう言って笑った花梨は、顔を近づけてくると、嬉しそうにチュッってキスしてくれた。
 そのまま、俺の肩口に頬を乗せてきて、
 
「これで…お父ちゃんとずっと一緒にいられるね…」

 と、眠るような声でささやいた。
 
 無意識に花梨の頭を撫でていた。
 花梨は、ギュッとしがみついてきて、また俺のほっぺにチュッ!
 
 


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