姉さんと僕は一族のパーツ-2
僕がk校2年になった頃でした。
夜がふけると、部屋の姉さんがいる方からかすかにタバコの臭いがするようになったのです。
そのたびに僕はベッドの上でふとんをかぶって、その臭いを遮りました。
姉さんと僕の部屋は一緒だけど、ドアは二つあるのです。
夜這い ってヤツでしょうか。僕は姉さんの部屋に忍んでくる、オトコの存在を感じました。
あの優しい姉さんを、従順な姉さんの身体をむさぼるオトコがいる……それが姉さんが愛したオトコならいいけれど、一族の偉いオトコがその立場を使って姉さんを犯しにやって来たと思えて仕方ありませんでした。
なぜなら僕が隣にいる姉さんの部屋で、遠慮なしにタバコを吸うなんて、姉さんが認めたオトコじゃないと思ったのです。
ある夜ふけ、僕は姉さんの方からタバコの臭いがしてくると、一度部屋を出て姉さん側のドアをこっそり開きました。
(え…………?)
ベッドの上に仰向けに寝る、姉さんと目があいました。
姉さんの小さな唇に、タバコがくわえられていました。そして姉さんは一糸まとわず、片手はおへその下のワレメに伸びていたのです。
姉さんは僕が入ってきたのを見ても、驚いたようすはなく、ワレメから指を離しもせずにさぐりながらタバコの煙まじりに言ったのです。
「ストレス、溜まってるのよ……」
姉さんはくわえタバコで笑顔をみせました。僕は姉さんの足元にひざまずくように近づいて、ワレメを見つめました。
毛がうっすらと縁どるワレメ……僕は(ストレス溜まってる)の姉さんの声を思い出していました。
今やすっかり一族のタクシー代わりに扱われてる姉さん。おそらく色んなトラブルにみまわれているんでしょう。
それから受けるストレスを、結局タバコとオナニーでしか晴らせない姉さん。僕が見つめていても、ずっと指先は生理の出口を撫でつづけ、いつの間にか新しいタバコに火をつけています。
僕はワレメを撫でる姉さんの手をどけると、ワレメに顔を寄せ ワレメからにじみ出る液を味わうように舐めました。
姉さんは何も言いませんでした。でも、僕が舐めやすいように脚を軽く拡げてくれました。
上目遣いで姉さんのようすを見ていると、はじめ目を開いてタバコをくわえていた姉さんが次第に目を閉じ、タバコを指で挟んでは、煙を天井めがけて高く吹きあげるようになったんです。
(感じてる…… 姉さんが、僕の舌で感じてる……)