投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

喪が明けて
【寝とり/寝取られ 官能小説】

喪が明けての最初へ 喪が明けて 1 喪が明けて 3 喪が明けての最後へ

1-2

邪魔された礼拝をやり直し、線香の揺れる煙を見ながらその時のやり取りを思い出していた。
馬鹿野郎、あんなに仲が良かったじゃないか。一人でいろいろ抱えてEDになって俺に抱かせるんじゃなくて、元気な体でずっと仲良く暮らしていけば良かったんだよ。
柄にもなく目頭が熱くなり、下を向いてハンカチで拭った。
「瀬戸さん、お茶煎れますからリビングにどうぞ。足が痺れますよ」
奈央の言葉に頷き、リビングに促された。熱いお茶を飲みながら、奈央はぽつぽつと自分の近況を語った。俺は特に何もなかったので、聞き役に回り、奈央のやつれた顔を見続けた。
不愛想で他人行儀ではあるが可愛らしい顔は変わらない。
「瀬戸さん、生前は本当に主人の我儘に付き合って頂いてありがとうございました」
「あ、いや…僕は別に。あいつが喜んでくれて何よりだったし、いい思いはさせてもらったから…あ、すみません」
最後の一言は余分だったと、思わず謝った。奈央は口をつぐんで俯き、気まずくなってしまった。
少しして奈央は顔を上げ、ずっと彼女を見続けていた俺と目が合った。
「瀬戸さん、思い出してるんですか?」
「ええ、奥さんを抱いた時のこと…鮮明に思い出してました」

初めて奈央を抱いたのは木崎から動画を見せられた半月後のことだった。妙に浮足立った木崎と落ち着かない俺、そして唇をキュッと噛んで不機嫌そうに俯く奈央。
「早く終わらせましょ…」
冷淡な口調で言い放ち、奈央はまるで男共の愚かさに呆れた様子を演じながら服を脱ぎ始めた。演技だと分かったのは、頬が上気して火照っていたからだ。
俺は自分を盛り上げるために敢えて非情な人間に徹し、奈央の両手首をネクタイで縛り、上下お揃いだった赤いブラを乱暴に引きちぎり、涙目になった奈央をベッドに押し倒した。
キャッと悲鳴をあげてベッドに転がった奈央は無様にがに股で倒れ、ショーツには既にシミができていた。
「自分から脱いだけど、濡れるほど期待してたのか?」
顔を真っ赤にして目に涙を浮かべて歯を食いしばる奈央を揉みしだき、舐め回し、一応彼女と口約束をしていたゴムを目の前で投げ捨て、生のまま挿入して犯した。
奈央は健気に口を手で押さえ、嬌声が漏れるのを堪えた。結局最初は声を出させることはできなかったが、ベッドのシーツにマンホール大のシミを作ってやったのはある意味満足だった。
ただ悲しいかな、木崎は目の前で乱れる奈央を見ても勃起することはなかった。
それから週に一度は俺は木崎に呼ばれ、夫婦の寝室で彼が見ている目の前で奈央を抱いたり犯したりした。
その関係が2か月ほど続いただろうか。奈央は相変わらず喘ぎ声を出すことはなく、彼女の卑猥な姿を見てもやはり木崎は勃起しなかった。
いつものように事が終わったあと、木崎は仕事の疲れからか早々に床につき、俺は彼の遺影が置かれることになるなど思いもしなかった和室に布団を敷いてもらい、泊めさせてもらった。
和室の電気を消すと、風呂場のドアが開閉する音が聞こえた。
俺は奈央を鳴かせてやろうと思い、脱衣所で全裸になって浴室を全開にした。
「え…あ…ダメですよ」
奈央は胸と下を手で隠そうとしたが両手を掴んで引き寄せ、それまでは頑なに拒んでいた唇を奪った。
目をぎゅっと閉じて必死に顔を背けようとしたが、俺は奈央を逃がさず、唇をこじ開けるように舌をねじ込み、歯列を舐め、やがて息苦しくなって口を開いた彼女の舌を唾液とともに啜り、絡ませ合った。
「主人が求めるからしてるだけなんです…個人的な願望なんて…あっ」
そんなことは俺にとってはどうでもいいことだった。ただこの女を鳴かせたい。それだけでシャワーヘッドを掴み、彼女のワレメに押し当てた。
奈央は最初こそ抵抗したが徐々に抵抗がなくなり、足を開いてへたり込んだ。
俺はワレメにシャワーを当て続け、奈央はやがて小動物のような声をあげて鳴いた。
「シャワーの刺激に弱いんだな。いつもしてるのか」
「っ……主人が…っ出張でいない時に…んんんんんんんっぃゃぁぁぁあっ」
ついに奈央は俺の前で喘いだ。浴室のマットの上で俺は奈央をマングリ返しにして執拗にクンニをし、潮を吹かせ、そのまま仰向けで犯した。
2回目だというのに興奮からか早々に果てたが、奈央は口を開けて俺の精子を求め、俺は彼女の口の中に注ぎ込んだ。


「初めて声を出させたときのこと…思い出させてました」
お茶を飲み終わって俺は奈央から視線を反らさずに言った。
「……あれからですよね。主人が出張のたびに内緒で会うようになったの」
「内緒でオマ○コするようになったんですよね。いろんなプレイで」
奈央が耳まで赤くなっていった。


喪が明けての最初へ 喪が明けて 1 喪が明けて 3 喪が明けての最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前