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中二病の後遺症
【その他 官能小説】

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それぞれの窓の下に。-2


いろんな話をした。
中学時代はやっぱりカナデもカナエも1年の時図書委員だったことでとても仲が実はよかった。夢の通りお互いがどっちを選ぶのかを待っていた。
カナエはカナデにかなわないと思い身を引いたのは事実。でもその後学校の先輩に声をかけられて付き合って今の旦那に至っているらしい。
カナデもほぼ夢の通り。ただ数年前に出会いがあり、結婚し今は幸せに暮らしている。
マナミはカナデに遅れて就職しカナデがマナミを担当して新人教育したことからの付き合いでずっとカナデと仲良く職場でやっていたらしい。

そんな話に花を咲かせ…針のむしろに座る気分というのを骨の髄まで味わう。
電車時間ということで駅まで見送り車の帰り道…。
「初恋なのにフタマタって最低だと思ったのだけど…カナデさんもカナエさんの思い出話してるときの表情見ていたら…なんか二人にとってもやきもち焼いちゃいました。」
…。
「シンイチさんが逆にすごい人なんだなっと…軽蔑しかけたのが尊敬に変わっちゃって複雑です。」
マナミがそっと手をつないできた。
しばらくしてギュッと手を握り…。
「思わずシンイチさんの過去に触れることができてなんかうれしいかな。」
そういうと助手席から少し身を乗り出して腕に抱きついてくる。
「そういえば…いつか聞いたうわ言の「カナ」…って誰かと思っていたけれど、まさかカナデさんだったのは夢にも思いませんでしたけれどね。それともカナエさんかな…?」
っと言ってつねられた。
ただ、なぜかすごく心が合う先輩でカナデとは深く付き合い、東京でうまくやれてたのはカナデがいたからだと思うっと。
少し笑って…もしかしてその時カナデさんの陰にシンイチさんを感じたのかもしれないね。っとつぶやきまた腕に抱きついてきた…。

〜・〜・〜・〜・〜

先輩が家を建てた。
先輩夫婦に子供はいない。
少し広い庭で新築パーティー。
隣には変わることのない笑顔でマナミがいる…。

「3人目まだなのかい?」
そんな簡単にできるか。。。
そう思っていたが…マナミはほほを赤くちょっとうつむいた。

「お…?次はお前が建てる番だな。いっぱい稼がせてやるぞぉ〜。」
ビールを頭からかけられた。

笑い声…おいしそうな料理とともに…
穏やかに時間が流れている…。
これからもずっと…。


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