ハニートラップ-3
「週末は旦那さんとラブラブですか?」
「うん…。んっ、んっ、ンハァ…、ハァハァ…、ハァハァ…」
深夜のテレビ局のトイレの中、奈々の性器を舐める里美。
「妬けちゃいます。私も奈々さんと2人きりでずっと一緒にいたいです…。ペロ…ペロ…」
「ハァハァ、来週、直人、泊まりでゴルフって言ってたから、家に来る?」
「本当ですか!?行きます!」
「うん。楽しみ…ハァハァ」
「私もです…。ペロ…ペロ…」
2人はすっかり特別な関係になった。岳斗に2人して呼び出され、3Pをする事も多くなった。岳斗に対する愛は芽生えないが、里美に対する愛はどんどん深まって行く。3Pの時、いつも奈々だけが辱めを受ける。しかし奈々は里美が辱めを受けるぐらいなら、自分だけに向けられた方がマシだとさえ思える。そんな奈々を守ろうとする里美が可愛くて仕方がなかった。
「ハァハァ、里美…、イッてもいい?」
「はい…」
里美が奈々のクリトリスを舌で激しく擦り付けると、奈々は口を押さえて声を殺して絶頂する。ビチョビチョになった性器を舐めるのが里美の幸せだ。最後の一雫まで愛液を吸う。
「ああん、気持ち良かった…。明日は私の番ね?」
「はい♩」
放送終わりに日替わりでクンニするのが日課だ。今や2人のレズレベルは相当なものであった。
ある日編成部長に用事があり坂上部長を探していた奈々。すると予備室のドアが少し空いていた。中から何やら声が聞こえて来た。
「なぁ、新人のお前が夕方のニュース番組に出れるとか、普通じゃあり得ないんだぞ?俺のおかげだぞ?分かってんのか??」
「か、感謝してます…。でもキスだけの約束じゃないですか…」
「キスぐらいで満足出来るかよ。いいだろ?一発ぐらいヤラせろよ!」
「嫌です…!」
「お前の代わりなんていくらでもいるんだぞ?お前、バラエティの汚れ役しか仕事がなくなってもいいのか?」
「そ、それは…」
「ならヤラせろ!いいか?今夜アオプリに来い。来なきゃろくな仕事はさせないからな?」
「そ、そんな…」
それを聞いていた奈々の表情が険しくなる。
(まだやってたんだ、あんな事…)
実は奈々が新人の頃、今の新人アナウンサーのように仕事をチラつかせられ、何度か抱かれた事があった。力のない物を力で好きにしようとする悪しき伝統に、奈々は断ち切らなければならないと言う使命感を覚えた。
(私があの時、言われるままに抱かれたから味を占めてまだあんな事してるんだ…。あの子が悩んでる原因は私にあるのかも…。助けなきゃ…)
奈々は唇をギュッと噛んだ。
数日後、辞令が出された。
「編成部長 坂上誠 沖ノ島テレビに移動」
と。沖ノ島…無人島だ。沖ノ島は台風の通り道で、台風の様子をレポートするのが唯一の仕事だ。その辞令を見て奈々は鼻で笑った。
(さよなら、部長♪)
と。