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[幸せな隣人]
【鬼畜 官能小説】

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[モーレツな片想い]-2



『なんだよ優乃ぉ……今ごろ帰ってきたかあ?』


この時間なら間違いなく何処かでディナーを楽しみ、そして何処かのホテルでヤリまくってきたに違いない。
月明かりに映える滑らかそうな肌を凝視した芦澤は、強姦物の作品に切り換えて男根を握り、暴力に曝されている女優に優乃を重ねた。


{あぁッ!!だ、誰かあッ!ぅあッ!?いやあぁあッ!!}


改めて自分の心くの箍は外れていると芦澤は気付いた。
この女優達を一人の人間として認める気持ちなど毛の先ほども無く、隣家の幼妻すら性の捌け口としてしか見られない精神状態になってしまっている。


『あ〜気持ちいい……このまま優乃の中にブチ撒けてやるよぉ……』


この欲情が、この一回の射精が、芦澤をどんどん狂わせる。
高まっては瞬時に消える快感に憑かれた芦澤は、姿すら見えぬ隣家の二階の窓を睨みながら
白濁した体液を放出し続けた。

やがて空は白み始め、外界の輪郭が鮮明になっていく。
白い外壁の立派な家。
ガレージには黒光りする高額なミニバンと、鮮やかな黄色いボディーのコンパクトカーが収まっている。
何の仕事をしているのか知らないが、相当な高給取りなのは間違いない。

スズメが電線に止まってチュンチュンと鳴き、道路には通勤に向かう車が走りだしている。
……と、眼下の風除室からスーツを着た若い男が出てきた。
いけ好かない隣家の男だ。


「待ってください。忘れ物ですッ!」


その後を追って出てきたのはあの幼妻だ。
白いカットソーにベージュ色のチノパンを履いた姿は、シンプル故に持ち前のプロポーションが際立つ。
それにしても可愛らしい声だ。
声変わりすらしていないんじゃないかと思うほどのアニメ声で、あれが地声だとしたなら喘ぎ声はどんなに可愛いのだろう……朝勃ちとは比較にならぬ勃起にブリーフの股間部は尖り、早くもジワリと染みが出来た……。


『ああ、ごめん。急いでて忘れちゃってたよ』

「全くダンナ様≠チたら……コッチも忘れてますッ」

『!!!』


軽く爪先立ちになった優乃は恭介の頬にキスをした。
そして恭介もまた当然のように優乃の頬にキスを返す。
それを微笑ましいと思うか、やれやれと呆れるかは個々人の自由だろうが、芦澤の感じ方はとても穏やかとは程遠いものであった。


『外でダンナ様はやめろって。今はパパ≠セろ?』

「….…あ…!?あたし≠チたらうっかり……ごめんなさいパパ。ウフッ…気をつけていってらっしゃい」


ダンナ様の次はパパである。
芦澤はムカッ腹が立つやら可笑しいやら訳が分からない感情のままに優乃を凝視し、そして何やら思いついた様子で階段を下りた。



(だ…ダンナ様だあ?あたし≠セあ?やっぱりオマエは小野原麻美だ……この…このエロ女ぁ……)


小野原麻美は自分の事を「あたし」と呼ぶ。
そして確かに優乃は「あたし」と言っていた。
更にトドメは《ダンナ様》である。

まさかの「ダンナ様」を聞いた瞬間、昨夜の妄想は暴走を始めた……青春時代のヒロインが、お気に入りのオナペットが隣家に実体化して降臨してきた……自分の精液を何リットルも絞り取った性欲処理用のアイドルが、手を伸ばせば届く距離で生活を始めたのだ……この天からの贈り物を、もっと知りたい……芦澤は隣家に訪問する理由になり得る品を袋に詰めると、そのまま駆け足で向かった……。


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