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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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お持ち帰りされる新人OL (1) 清く正しく美しく-3

口は悪いが彼女たちなりにゆきの行末を案じているのである。

このような経緯で、社内をざわつかせたゆきの合コンは開催された。
A社自慢の新人OLの中からさらに綺麗どころの三名、相手方も将来有望な若手エリート三名が参加した合コンは大いに盛り上がった。華子と真由もここで知り合った男とその後デートを重ね、それぞれ彼氏をゲットし幸せなクリスマスを過ごしたらしい。
ゆきも不馴れな場ながら友人二人のさりげないサポートもあり存分に楽しんだ。しかし彼氏持ちという事情と、もともと一歩引いた立場での参加ということもあり、三次会に向かう一行に後ろ髪を引かれつつ二次会終了後に家路についた――そのはずだった。



繁華街、深夜のラブホテル――。

「ん……んチュ……ジュル……んぷ……ジュププ……んん、ペロ……ペロペロ……」

キングサイズのベッドの上で男のペニスを頬張るゆきの姿があった。
四つん這いで尻を高く突き出し、肉棒の根本から亀頭の先端まで丁寧に舐め上げ、吸い上げ、奉仕している。

相手は合コンで出会ったG。
二次会のカラオケでゆきの隣に座り色々な話をした。軽薄そうな印象とは裏腹に落ち着いて話ができる男だった。
三次会はゆきさんと二人で話したい等としっかり口説くあたりはご愛嬌だが、しかしもう帰らなきゃというゆきを無理に引き止めることもない彼の態度に、ゆきは心地よさを感じた。それは会話を重ねるごとに増していき、彼ともう少し話をしてみてもいいかもとゆきが思い始めたタイミングで、「ゆきさん、もし気が変わったら後でここに来てよ」と、バーの名前が書かれたメモをこっそり手渡された。

「ねぇ、また欲しくなっちゃった……」
ゆきとGはすでに二度交わっている。ホテルに入るなり部屋の入口で一度、その後シャワーを浴びながら一度。三度目にしてようやくベッドにたどり着いた。
「ねぇ、もう我慢できない……おちんちん挿れて……」
ぷりっとした小尻を悩ましくくねらせると、乳房も一緒にぷるんと揺れた。

カラオケから三次会に向かう一行に、ゆきは一抹の寂しさを感じながらも笑顔で手を振って駅の方へ歩き出す。
繁華街のコンビニで水を買う。飲もうとしたところで二人組にナンパされ、信号待ちでまた別の男に声をかけられた。適当に受け流しつつ別のコンビニに入って雑誌をパラパラめくる。なかなか足が素直に帰路に向かわない。Fくんの家に行ってみる? うーんあんまり胸がときめかない。どうしようと考えるまでもなく、ゆきはもう気がついていた。Gくんともう少し話をしたい。

今ごろGは適当な理由をつけて一行から抜け、バーのカウンターで待っているのだろう。彼氏以外の男とバーで二人きりで過ごすのは浮気になるのだろうか。

ゆきは浮気らしい浮気をしたことがない。一度だけ、高校時代の彼氏Cと卒業後に遠距離恋愛となり自然消滅しかけているときに、新しい彼氏Dができた。大学一年の六月のことである。二股といえば二股だが、向こうも新しい彼女ができて大学生活を楽しんでいることが漏れ聞こえていたし、ゆきの中では「ノーカン」ということになっている。Cとは夏休みに地元で会い、きっちり別れた。そのときに最後のセックスをしてしまったのが、ゆきがはっきり認識している「浮気」である。

パンパンパンパンパンパン――。
ホテルの部屋に男女の肉がぶつかり合う音が響き渡る。その音はゆきに「私は今、浮気をしている」という自覚と罪悪感を強いてくる。久しぶりに味わう違う男のペニスは硬さも形もいつもと違う、押してくる場所も違う。「全然違う男の人とセックスをしている」という確かな実感に、ゆきの興奮は高まり、何度もオーガズムに達した。
今だけは気持ちよさに溺れてしまいたい。
「ぁあん!ぁっ……!ぁっ……!ぁっ……!はぅっ……!ぁっ……!ぁっ……!ぁああだめいっちゃう!またいっちゃう!!ぁああああ!」

Fのことを考えた。
最近では言い争いを回避するために、あまり深い会話はしなくなった。ふとした時に感じる「女は家庭に入って男をサポートすべき」というFの価値観。たしかに言うだけの甲斐性はある男だが、ゆきは仕事も家庭も子育ても頑張りたい。
心の隙間を埋めるようにFとセックスした。二人の身体の相性は抜群で、交わっているときだけは心の距離が縮まった。Fに絶対服従の性奴隷として心を無にして肉体を捧げると、脳内が快楽物質で満たされ頭が真っ白になるような多幸感を味わえる。自立した女性としてFに認めてほしいゆきも、セックスのときだけは雌豚に堕ち女の尊厳を蹂躙されることを望んだ。
そして行為が終わるといつも考える。このような関係をこれからも一生、私は続けるのだろうか――。

気がつくと、ゆきはメモに示されたバーの入口の前に立っていた。
扉を押すとギギィと想像より大きな音がして、入口近くの客から順に何人かの男がこちらを振り返る。女性の品定めをする男たちの無遠慮な視線は、何歳になっても慣れることはない。
扉を締めて逃げ出したい気分になったとき、一番奥のカウンターに座るGが見えた。ゆきに気づくと満面の笑顔で手を上げる。張り詰めた緊張がすーっと溶け、ゆきの顔にも笑顔が広がる。一人で来店した美人に向けられる好奇の視線の海をかき分け、ゆきはGの元にまっすぐ向かった。

「来ちゃった……」
Gの目を見つめてくすりと笑う。今の自分は可愛く笑えただろうか。
「ありがとう。待ってたよ」

Gの隣の椅子に腰掛ける。少しG寄りに座りすぎてしまったせいで肩と肩が触れ合いドキッとするが「ま、いいか。このままで」と思い直す。狭いカウンターの座席で肩が触れるなんて、きっとよくあること。
宝石のように輝くカクテルで乾杯しながらゆきは自分に言い聞かせる。
大丈夫。話をするだけだから。もっと話をしたいって思ったのは事実。それだけなら問題ないはず。


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