他人の手-3
奈々の絶品のフェラテクの一つ、亀頭裏への唇横舐めを堪能している岳斗。そこへインターホンが鳴った。
「ちょっと待ってろ。」
岳斗は奈々の唇からペニスを離しインターホンまで歩いて行く。
「おー、優希!待ってたぜ!」
奈々はドキッとした。来訪者が来るなど聞いていなかったからだ。まさか迎え入れないだろうとヒヤヒヤして耳を立てていたが、岳斗の言葉に凍りついた。
「今開けるからな。」
「うっす!」
何と迎え入れるようであった。
「ちょっと!人が来るなんて聞いてないわっ!?」
焦る奈々。
「別にお前に言う必要ないし。」
そう言って奈々の着衣を拾い上げる。
「あ!ち、ちょっと!返して!」
奈々は立ち上がる。
「誰が服を着ていいって言ったんだよ?全裸で出迎えろ。」
「なっ…!?嫌っ!」
「嫌とか、選択肢はねーんだよ。」
そう言っている間に再びインターホンがなった。どうやら部屋の前まで来たらしい。奈々は更に焦る。
「他人に見られるのは嫌っ!お願いだから服を返して!」
「言う事聞かねーオマンコちゃんだなぁ。いいからさっさと出迎えて来い!お前の痴態、世間にバラすぞ!」
そう言って背中を押し玄関に向かわせる岳斗。そう脅されると何も言えない。奈々は嫌々ながらも仕方なく玄関に向かいインターホンの画面をチラッと見た。
(優希って…越谷優希!?)
画面に映る男は現在売り出し中で人気急上昇中の俳優、越谷優希である事に気付いた。番組で一度だけ共演した事があり、ほんの少しだが会話もした事があった。その越谷優希がドア一枚向こうにいる。奈々は救いを求めて振り返ったが、岳斗に
「さっさと開けろ!」
と苛立たれ、仕方なくドアをあけた。
「ちーっスッ!…えっ!?」
優希もドアを開けたらいきなり全裸の女がいてびっくりした様子で目を丸くしてた。奈々はドアを開けると恥ずかしげに足早に部屋の中に逃げて行った。
「おー優希!待ってたぞ!早く来いよ。」
中から自分だけはしっかりとズボンを上げていた岳斗が手招きして呼んでいるのが見えた。
「やっぱ岳斗さんの部屋でいーんスよね!?部屋間違ったかと思いましたよ!」
今のは一体何だったんだと言った感じに様子を気にしながらリビングに歩いてきた優希は、今の全裸女がどこに言ったのか探している様子だった。
「今の、鈴井奈々っスか…?」
咄嗟の事で確信はなかったが、なんとなくそんな気がした。
「良く分かったなぁ?ほら奈々!もうバレてんぞ!?さっさとこっちに来い!」
奈々は出て行きたくなかった。洗面所に身を隠していた。
「奈々!言う事聞かないと、分かってるよなー!?」
少し苛つく岳斗に奈々は脅しが嘘ではない事を知っている為、躊躇いながらもゆっくりと歩き、前を隠し体を小さくしながら姿を現した。
「あ!やっぱ鈴井奈々じゃないっスか!!えっ??えっ??何で??」
奈々と岳斗の関係を知らない優希は何故岳斗の部屋に奈々が、しかも全裸でいるのか不思議に思った。
「こいつ、俺のセフレだから。」
誰がセフレだ!、そう叫びたかったが、色んな事を根掘り葉掘りペラペラと喋られるぐらいならセフレで済ませておいた方がマシだと思い反論しなかった。
「マジっすか!?岳斗さん、鈴井奈々とセフレなんスか!?」
「ああ。」
「俺、ファンなんスよねー!超羨ましいっス!」
そう言いながら奈々の事をジロジロ見ていた。ますます体を縮ませる奈々。しかし手では隠しきれない豊満な胸、チラチラ見える陰毛に優希の顔はニヤつく。