不倫がバレて (4)-3
「こんな奥さんでパパは本当にいいの?」
「だめって言ったら?」
「今さら困ります。ゆきのことこんな身体にしておいて……もう他の人のお嫁さんにはなれません」
腰を押し付けてくるゆき。妻の膣はだらしなく緩み、相変わらず挿入感がない。
「全然いいよ。興奮する。他の男とセックスして、こんなにまんこゆるゆるになっちゃってるけど……!それも興奮する!」
「ぁああん、ごめんなさい……やっぱりゆきのおまんこ緩い?」
「めちゃくちゃ緩いよ。全然気持ちよくない。愛する妻のまんこを他人にガバガバにされて悔しいよ!」
しかし二人とも気持ちで性的快楽を感じている。
「ごめんね、ぁああん!ごめんなさい……ゆきもパパのおちんちんあんまり感じられなくて寂しい……ぁあああ!」
「俺のチンポ気持ちよくないの?」
「全然気持ちよくない……!入ってるの?よくわかんない……!ぁああぁあ!」
キスをして抱きしめて見つめ合う。私たちにとってはこれでも十分に興奮する最高のセックス。
最後にクリトリスを刺激してやるとゆきはオーガズムに達した。
私もすぐ、ゆきの口の中へ射精。
お掃除フェラをさせているとZが乱入してきて後ろからゆきに挿入した。
Zはまるで自分の妻か彼女のようにノー天気にゆきを犯し始め、妻も元通りのマゾ奴隷に戻り、Zを射精に導いた。
*
深夜――。
Z宅の空いている一室を借り、泊まらせてもらうことになり、夫婦二人布団に横になる。
二人の男に散々に嬲られ陵辱された時間が嘘だったかのように穏やかな顔で目を閉じているゆき。
着替えもパジャマもないので私と同じく全裸に下着だけ。空調の効いた部屋で、いくら肉体関係を結んだ男の家とはいえ無防備すぎる妻の姿は、しかし暗闇の中で白く光り美しい。
なめらかな曲線を描く太もも、尻、恥丘、そして乳房にゆっくり手をすべらせる。
頬にキスすると、ゆきは目を閉じたまま私の手をぎゅっと握ってきた。私も握り返し、私たちはしばし互いの指や手のひらを愛撫しあった。中庭のあるカフェで告白したときからずっと変わらない、私たちの愛情表現、二人の大切な時間。
ここでどちらかがキスを求めれば、それはセックスをしたいというサイン。相手はもしオーケーなら舌を絡める深いキスで応え、拒否するときは舌は入れず普通のキスだけで終わりにする。いつしかそんなルールができあがった。
妻のぷっくり膨らんだ唇に自分の唇を重ねる。
私の大好きな、ゆきの濃厚な甘い体臭がした。今ここでもう一度ゆきを抱きたい。狂った3Pの記憶を清めるように久しぶりにスローセックスをして、ゆったり静かに愛し合いたい。
「ん……んん……」
ゆきからディープキスの応答はまだない。が、もう我慢できない。
ボリュームのある尻にパツンパツンに張り付いたショーツ、むっちりいやらしいヒップラインを撫で回し股間に手をやると、布地の上からでもわかるくらいしっとり濡れていた。陰毛の生い茂るゴワゴワした感触を指先に感じつつ、柔らかなその膨らみを押してやると、ぷにゅり……と小さな音を立てて愛液が溢れ出し、ショーツのクロッチの染みを大きくした。
「ぁ……っ!」
私に抱きついてくるゆき。マシュマロのような裸の乳房の感触が気持ちいい。自分の乳首と妻の乳首を重ね合わせコリコリ刺激すると、ゆきもまた息を粗くして乳房を揺らした。愛する妻の可愛い乳首がつんと固く尖っている。たまらない。セックスしたい――ゆき、早く舌を絡めてきて――。
「……ぁん……ぁ……ぁはん……」
「ゆき、気持ちよさそう……可愛いよ」
「……ん……」
「もう一回、ここでしちゃおうよ」
「……」