教祖陥落-4
「俺は別に正義のヒーローになりたいとか、そんなんじゃねーし。こいつは俺の知り合いだ。訳あってあんな仕事してるが、知り合いが売春させられてると知っちゃあ黙ってらんねぇ。ま、あんただけじゃないよ。こいつの顧客情報を手に入れて1人1人潰してまわってるんだ。で、次はあんたの番って事さ。」
「俺はただサイトを見て指名しただけだ。そもそもこのガキは売女だろ?売女を買って何がおかしいんだ!?」
「売春だけじゃねーだろ?未成年だと知っててヤッたんだろうが!?未成年だったとは知らなかったは通用しないぞ?サイトが未成年専用の売春サイトだからな。」
「そ、それは…」
「これ、週刊誌に売ったらどーなるんだろうなぁ?くくく…」
「お、脅すのか!?」
「いや、忠告だよ。俺はまだ優しいだろ?どっかの誰かさんは速攻で週刊誌に売ったもんな?可哀想な宇垣ちゃん。おかけで仕事なくて困ってるよ。」
「あの女もグルか!?」
「宇垣ちゃんは俺のセフレだ。可愛い可愛いセフレちゃんに酷い真似されといて黙ってらんねーし。」
「あいつは人のあら捜ししやがったからだろうが!」
「メンバー全員と中出しセックスしてるのをか?」
「そうだ!俺が作り出した俺の商品だ!俺がどうしようと俺の勝手だ!」
「だからその根性が気に入らねーんだよ!で、妊娠したら卒業だって?卒業したらもう用無しだもんな?だいたいアイドルなんか大してげいもなく可愛いだけの集まりだ。まとめ売りしなきゃ可愛いだけの素人だ。そんなんがグループから放り出されて1人で何が出来るっつーんだよ。くそつまんねー何かのブランド立ち上げて、そのうちIT企業の社長と結婚して消えてくだけだろうが。そんな必要あるんだかないんだか分からないよーな芸能人、いるだけ邪魔なんだよ!それを作り出してるのがお前だ!芸能界のレベルを下げてるんだ。それがムカつくんだよ!」
SKBの味方なのか敵なのか良く分からない岳斗。結局は別にSKBがどうなろうが知った事ではない為、考え方はブレる。正直、秋山を排除して、それを恩着せがましく、メンバーの中で何人かヤリたい女がいるからヤリたいだけなのであった。紗理奈とも今回の件が終わったら1発ヤラせてもらう約束をしている。沙里奈はどこかのお嬢様でもなければ青蘭高校の生徒でもなく、ただの家出少女なのである。売春も金になるからと自らがサイトを探して登録した。本来は黒髪ではなく金髪家出ギャルなのであった。そこへ秋山が良く利用するサイトを見つけ、サイト管理人を金で買収し秋山が予約を入れたら連絡をもらえるようになっていた。全ては秋山を陥れる為のシナリオなのであった。