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Revenge Porno 〜女子アナ・鈴井奈々〜
【アイドル/芸能人 官能小説】

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教祖陥落-3

そんな怒りを、うるせ〜なぁ、と言わんばかりに耳からスマホを離して聞いていた健司。
「てか、今から依頼人がそちらに行くから直接聞いて下さいよ。じゃ!毎度あり!」
「あ、ち、ちょっと待て!!」
しかし既に電話は切られてしまった。そして間も無く内線が来た。

「社長、お客様です。」
「だ、誰だ!?」
一体誰が黒幕なのか恐怖を感じた。そんな秋山に受付の女性が落ち着きを払って答える。
「岳斗様です。」
意外な名前に唖然とする。
「岳斗…!?あのアイドルのか?」
「はい。ああ…生で見ると超カッコいい…」
どうやら受付は岳斗に骨を抜かれてしまったようだ。岳斗が黒幕かどうかは分からないが、真相を掴むべく招き入れる事にした。

やがて受付に案内されて社長室に到着した。受付がドアを開けると、岳斗と沙里奈の姿が見えた。
「!?」
驚く秋山をよそに、帰って行く受付に「ありがとう」と言った岳斗。受付は目をハートにしてフラフラしながら下がって行った。そしてドアは締められた。

「このガキ…!?俺をハメたのか…!?」
沙里奈を見て怒りを露わにする秋山。しかし沙里奈は昨日の印象とは異なり、大人と対等に渡り合える程の落ちつきを感じさせる雰囲気で秋山を見つめ返していた。
「秋山さん。あなたクズだね。」
岳斗は冷たく言った。
「な、何だと…?」
怒りの視線は岳斗に向けられた。
「お前だってファンのガキに手を出してんじゃねーのか!?」
岳斗は平然と言った。
「JCだろうがJKだろうが可愛ければヤッちゃうよ?」
「ほら見ろ!俺もお前も同じ…」
そう言った時、岳斗は秋山の言葉を遮る。

「だが少女の夢までは弄ばない!俺は夢を弄ぶ奴は嫌いだ。それだけだ!」
あまりの迫力に秋山は押される。
「き、キレイごと言いやがって!女は昔から股を開いて上を目指すのが得意な生き物だ!股開いてナンボなんだよ!女なんてな!股開いて、そのうち玉の輿見つけて結婚して遊んで暮らしたいんだよ!俺の妻みたいにな!!」
秋山の妻は、昔、大人気だったおわんこクラブのメンバー、高井麻美子だ。人気絶頂のさなか、いきなり秋山との結婚が発表され話題となった。噂では秋山からクレジットカードを受け取り好きなだけ買い物や旅行を満喫しているらしい。噂では金持ちを探しにアイドルになったと言う事だ。麻美子は確かにデビュー前から秋山に股を開いていた。別にアイドルとか興味がなかった麻美子は歌う事に飽きると秋山に求婚し、結婚したのであった。そんな女がすぐ近くにいる秋山のアイドル論に岳斗は呆れてため息をついた。

「今は昭和じゃないんだよ。令和なんだよ。昔の慣例を今に持ち込まれても迷惑なだけだ。」
そう言って冷たい視線で秋山を睨んでいた。


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