ハニートラップ-9
「ハァハァ、ハァハァ」
息切れを起こしそうな秋山。上体を倒し沙里奈な体に覆い被さりながら挿入する。汗だくのベトベトした体が気持ち悪い。匂いが体に染み込みそうで嫌だった。早く終わって!早く終わって!そう心の中で叫んでいた。
「ああ…、沙里奈ちゃん…、たまんないよ…、ハァハァ、気持ちいい…。ハァハァ、沙里奈ちゃん…」
タコのような口で沙里奈の唇を吸う。
「んん…!んん…!」
沙里奈の顔が歪んでいるのは快感からではない。秋山への不快感だ。過去最高の気持ち悪さだ。おぞましい。正直言うと、いくら多額の金を渡されて健司に頼まれた仕事と言いもう限界であった。
(…ったく、いい加減にしろよっ!このクソデブキモヲタ豚が!!)
我慢の限界だった。これまで清純無垢な大人しい女子中学生を演じろと言われて頑張って来たが、内面はそれが崩壊した。しかし外面は我慢しなければ金は貰えない。沙里奈は怒りを必死で抑えて清純無垢な女子中学生を演じ続ける。
そしてとうとう秋山が果てる瞬間がやって来た。
「ハァハァ!沙里奈ちゃん…イクよ?へへへ」
「ああん…、んんっ…」
「ああ、気持ち良く…ハァハァ、なって来た…。ハァハァ、イク…!イクイク…!んあっ…!」
ペニスを抜き巨体を起こし沙里奈の喉元に跨り、顔に向けてペニスをしごく秋山。
「うっ…!!」
秋山が顔を歪めた瞬間、ペニスから精子がドピュッ、ドピュッと出て沙里奈の顔に飛び散った。
「んん…、んんっ…」
「ああ…気持ちいい…」
白濁させた沙里奈の顔をニヤニヤして見つめながら最後まで精子を縛り出す秋山。最後は沙里奈の口にペニスを押し込みゆっくりと腰を動かした。
「へへへ、ご馳走様。おいしかったよ。」
鼻の穴を広げて満面の笑みを浮かべた秋山。沙里奈は口の中の精子をゴクンと飲み込んだ。
顔に飛び散った精子も口の中に押し込まれ、それを飲み込んだ沙里奈。ようやく終わり、このデブ汗地獄から解放されると思うとホッとした。
それから名残惜しいそうに沙里奈の体を弄りまくった秋山は一人でシャワーを浴びて戻って来た。沙里奈は秋山の指示で裸のソファに座っていた。
「明日、ここに電話しなよ。」
秋山は名刺を渡す。
「別に沙里奈ちゃんの番号は聞かないよ。俺は別にかかって来なくてもいいからね。SKBに入りたい子はたくさんいるから。じゃあね。」
秋山は最後はあっさりと部屋を出て行くのであった。その方が意外と慌てて電話をかけてくる子が多い事を秋山は知っていた。
「みんなSKBに入りたいに決まってるんだ。沙里奈ちゃんも必ずかけてくるさ。へへへ。しかし上玉だったよなー、沙里奈ちゃん。過去最高だ。あの妖精みたいな中学生、俺だけのモノに出来るなんてたまんないよな…。へへへ。」
もはや手中に収めたも同然の沙里奈の体を思い出しニヤニヤする秋山であった。
「良くやったぞ、沙里奈!今から頼んだの、持って来い。」
「はーい。でも最悪だったわっ!気持ち悪い!体が豚臭くなったんだけどー?」
「愚痴は後で聞いてやる。さっさと来い。」
「ハイハイ、分かりましたよー。」
沙里奈はシャワーを浴びてから健司のスタンバイしている車に乗り込むのであった。