第6章 もっとやっちまえ-8
「ははは、いい格好だぞ、和雄」
智之は大きな声で嘲り笑うが、それに反応している余裕はない。
「せ、陽子先生、ふ、風呂場……」
「そ、そうね」
二人は急ぐが、足が絡まり、その場に倒れ込んでしまった。
「痛っ……」
「い、痛っ…」
膝や肘をぶつけ、二人は痛みに顔を歪めるが、それと引き換えに、締めていた肛門が緩み、ブチ、ブチ、ブチューと浣腸液が漏れ出した
こうなると、もう止まらない。
ブシュー…ブゥー、ブチュ、ブチュブチュー……
下痢状の便が噴き出し、それに続き、大量の便がニュルニュルと肛門から出てきた。
「あ、く、くそ……」
「もうイヤー……」
便が出れば、オシッコも出る。
「あ、あ、あ、オシッコ……」
声を出したのは和雄だが、陽子も同じ。ぴったり合わさった腰の隙間から二人の黄色い液体が溢れ出てきた。
「ははは、ウンコにションベン、いい眺めだ」
それらを智之はパシャ、パシャとスマホのカメラで何枚も写真を撮っていたが、「俺もションベンがしたくなった……」と二人の前で仁王立ちになると、ペニスを摘まんでジャーと小便を二人に向かって掛けだした。
「あ、や、やめろ!」
「ひ、ひどい……」
もう部屋の中は絶えられない程に臭くなっていた。
「臭くて死にそうだ」と言いながら服を着終えた智之は、「万引きの口止め料、もらうよ」と陽子の財布から1万円を抜き取ると、「ごゆっくり!」と手錠の鍵を二人の便の中に投げ捨てて、部屋から出て行った。