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暫くは紗奈という玩具ができたため、退屈はしなかった。大学に行く前、時間があれば紗奈を車で職場の近くまで送り、信号待ちの時にスカートに手を入れて弄った。恥ずかしそうにはしているが、毎回しっかり濡れていた。夕方お互いが家にいればどちらかの自宅に行き、食事をした後裸にして弄んだ。1か月も経てば恋愛感情など湧かなくともお互いに都合の良い性処理として認識できた。紗奈の方は羞恥心を捨て去ることはできていないようだが、人として最後の理性を守っているのだろう。
「そろそろさ…こういう関係もやめないと。やっぱり良くないと思うのね。私の彼にも、隆君の大切な人にも…」
そんなことを紗奈が言ったのは、僕が初めて紗奈を犯してから3か月が経った頃だった。僕とのセックスに際限なく溺れていく自分が怖くなったのだそうだ。明日から連休だからと自宅に僕をあげておいて、挙句の果てに前と後ろを交互に犯されてこむら返りを起こすまでオーガズムを味わった後に言われても説得力など皆無だったが。
「そうか、散々性欲を満たすために人のチン〇を貪っておいて、後ろめたくなったら用無しか」
「そういうわけじゃ…」
僕は紗奈のために買ってやった穴あきのブルマとシースルーの体操服を着せ、紗奈をベッドに大の字に拘束した。
「待って…こういうのをやめようって…あっそれダメ…いや!あっあっあっあああああっ!」
ローターとバイブ、電マを駆使し、徹底的に紗奈を焦らして苛めた。足がつってもお構いなしで、太腿が震えだしたら刺激を止め、剥き出しの陰核に息を吹きかけて蹂躙した。
「あぁぁっ…もういやぁ…逝かせてぇ…うぅっひどい…ずっとこれから貴方の奴隷じゃなきゃダメなの?普通のセックスを普通の彼氏とできる人生は歩ませてもらえないの?」
「お前が心から拒んでないのがわかるんだよ。お前はまだ求めてる」
「そんなわけ…うぁぁっ!あっああっ!それいいっ!あっ違うダメ…もう逝くのにぃ!すぐ逝けるから続けてぇ!」
僕は紗奈の喘ぎ声を聞きながら苛め続けた。拘束している場所が床ずれにならないように数時間おきに拘束を解いたが、紗奈は腰が抜けて逃げることもできなかった。
立つことすらできない紗奈を抱えてトイレに連れていき、座らせるとチョロチョロと排尿をした。ビデのボタンを押して尿道を水流が刺激すると、紗奈は太腿をキュッと閉めて呻いた。
排尿が終わり紗奈を抱えてベッドへ連れて行くと、再び拘束されると知って頑張って抵抗をしたが、力の入らない華奢な紗奈はあっけなく拘束され、子供みたいに泣きじゃくった。連休中は焦らし責めと排泄、栄養補給と十分な休息を繰り返し与えた。
連休2日目の昼間、拘束を解いて僕のペニ〇を咥えさせていると、突然紗奈が声をあげた。
「あ、あの…隆君、良かったらどこかに外出しませんか?」
「何で?」
「ちょっと…面倒かもしれませんが…」
「何?外で責められたいの?」
「いや…そうじゃなくて…」
回りくどい紗奈に苛立ったが、何とか声を荒げずに話を聞いた。どうやら紗奈の押しに弱い性格が災いし、勧誘に来る人に目をつけられたらしい。カルト教団とまではいかなくても、世間で煙たがられている宗教の類なのだそうだ。
「大体この曜日を狙って来るの。私が休みのことが多いから」
汗ばんで体操服が張り付き、乳首だけが出るように空いた穴から勃起した乳首をのぞかせ、紺色の紐同然のブルマがずれてワレメが剥き出しになったまま、紗奈は外出を申し出た。
ホテルに行くか、ネカフェかどこかで紗奈を苛めるか…僕は紗奈にペニ〇を扱かせながら考えていると、その訪問者が玄関のチャイムを鳴らした。レンズから覗くと、日傘とベージュのベレー帽に同じくベージュのツーピースという格好をした女2人が立っていた。そう言えばこんな恰好した女が自宅にも訪問してきたな。幸せになるためのお話とか、ハルマゲドンをどう生き延びるかみたいなことを言いながら取り出してきた教典を、叩き落として玄関を閉めてやったら二度と来なくなったが。
「ねぇ、居留守使お?ね?」
僕は玄関を開けた。僕はきっと鬼か悪魔だ、少なくとも紗奈にとっては。もしかしたら、この暇なのか教団から都合よく使われているだけなのか分からない女たちの方が、紗奈を救ってくれるかもしれない。
「こんにちは。あら、こちらは可愛らしい女性がお住まいだったはずだけど…お引越しされたのかしら?」
妙に甲高い耳障りな声で年増の方の女が喋り始めた。
「中にいるよ。布教か?ご苦労だな。働けよ」
僕のような若僧に言われてカチンと来たのか、目元を引きつらせながら強張った笑顔を作った。もう一人の女は…これも幸薄そうな女だ。年齢はおそらく僕や紗奈に近いんじゃないだろうか。伏し目がちでオドオドした様子だ。
「中にいらっしゃるなら、お話させて頂きたいのですが?あなた彼氏さん?信心深い彼女さんが私たちの活動を理解して下されば、あなたもきっと私たちを理解して下さるはずよ」
「そうか、じゃあ入れよ」
僕は2人の女を招き入れ、ベッドの上で布団を被って顔だけ出している紗奈のもとへ案内した。