夫が望むもの-4
その夜。休憩を挟みながら、聡志は妻のアナルに三度放出して眠りについたが、川崎のほうは狂ったように綾子の膣内に精を流し込み続けた。翌朝、自室で目を覚ました聡志が綾子の寝室に向かうと二人はまだセックスしていた。正常位で密着し、男の背中に両手を回して精をねだっていた。そして、これからは川崎の妻になることを誓っていた。
それからしばらくして、聡志は川崎から「一ヶ月のあいだ綾子を貸せ」と言われていた。どうやらなんとなく綾子が避妊薬を飲んでいることに気づき始めたようだった。このままでは綾子が無理矢理連れ去られる危険を感じた聡志は、次の行動に出た。
聡志が川崎の奥さんに綾子との関係をバラしたことによって、綾子と川崎の肉体関係を終わらせたのだ。川崎は今の奥さんと離婚して綾子と一緒になることを本気で考えていたらしいが、綾子がそれを拒否したことにより、元の生活に戻ることになった。幸いなことに、綾子は妊娠していなかった。
しかし、妻からは月に何日かはどうしても性欲が抑えられない時期があると聞いた。セックスレスだった妻が覚えてしまった浮気による中出しセックスの味は、やめられるものではないようだった。川崎は今でも妻を口説いている。もちろん川崎からの誘いは断っていると私は妻から聞いているが、月に何度かは平日昼間のラブホテルで肉体関係を結んでいるのを私は知っている。
正直なところ、近所の中年男である川崎が、自分の愛する妻に調教セックスしている映像が最も興奮してしまうから、二人の関係を黙認してしまっている。今もこうして、私は自分の寝室にこもり、以前に撮ってあった映像を何度も繰り返し見ている。
ラボホテルの一室。昼間だが、カーテンが引いてあるので薄暗い。真っ裸の川崎はベッドの上に立ち、ドス黒い勃起した肉棒をさらけだしている。そこへ妻、綾子の口がゆっくりと近づいていく。妻はベッドに正座で座り、目にはアイマスク、そして両手は縄のようなもので背中側に拘束されている。両手が使えない状態でゆっくりと舌を這わせていくその様は恐ろしく興奮させる。しかも綾子の全身はオイルでも塗られたのか、テカテカと光っている。
綾子が顔を必死に前後させて川崎の興奮を最高潮にさせると、そのまま風呂場へと連れて行かれた。川崎がベッドルームから持ってきたカメラを三脚にセットする。浴室のドアを開けたままにし、脱衣所から浴室内を映している。
川崎は何やらチューブからクリームをたっぷりと取り出し、それを一物に塗りつけた。アイマスクで視覚を奪われている綾子は、何が起こっているか分からいようだったが、それはおそらく媚薬のようなものだと思った。
そこから川崎は恐ろしいほどの性欲を妻の身体にぶつけていった。まずは立ったままの状態でバックから嵌め、腰を妻の豊満なヒップにぶつけながら、これでもかとスパンキングしていた。妻の両手の拘束は解かれていたが、アイマスクはそのままだった。
川崎の肉奴隷を扱うかのような激しいプレイに「許して」と叫んでいた妻であったが、そのうち媚薬が効いてきたのか、徐々に喘ぎ声のほうが大きくなり始めた。立ったままお互い正面から向かい合い、川崎が激しく腰をぶつけている。綾子は片足だけを上げて、その足を川崎の腰に巻き付けている。倒れてしまわないように、妻の両手は川崎の肉体にしがみついていた。
妻の「イク〜〜〜〜〜!!」という叫び声が浴室内に響き渡った瞬間、川崎も射精したようだった。最後に腰を大きく叩きつけ、そのまま動きが止まった。川崎も綾子の細い身体を抱きしめ、顔を男の方に埋めている妻の体内にドクドクと精液を流し込んでいる。「旦那よりいいだろ?」という川崎の言葉に、妻は無言で頷いていた。
川崎は私の嫉妬心を高めるには最適の男ではあるが、あいつはとにかく綾子を妊娠させることに執着しているので危険だった。いくら安全日だから、いくら避妊薬を飲んでいるからといって、100%避妊できるわけではない。わずかながらだが、妊娠する可能性がある。しかし、それがいいのだ。もし100%絶対に避妊できるのであれば、私はこれほど興奮しないだろう。それは妻も同じだと思う。もしかしたら浮気相手の子供を妊娠してしまうかもしれない、という恐怖と背徳感がセックスの感度を大きく高めてくれるのだ。それは夫である私とでは決して味わえない禁断の味である。
最近、私にもセックスパートナーができたことを妻に告白した。武史が遠方へ引っ越していく前に、彼がセフレにしていた人妻を一人、私に紹介してくれたのだ。私はその人妻とのセックスに夢中になった。名前は郁子といい、私より五つ上の四十五歳の熟女である。小柄で豊満な身体をしている。その小柄な身体が私と相性ピッタリで、Hカップの爆乳と巨尻がたまらない。郁子には高校生の一人息子がいるが、旦那は海外出張中だという。