第4章 優等生 大友和雄-4
「万引き女にお仕置き≠セ!」
パン、パン!
「止めたいなら、お前も裸になれ!」
パン!、パン!、パン!
「い、い(痛い)…」
口に物を入れられ、泣き声も出せずに涎を垂らす陽子を見て、気が動転していた和雄はズボンを脱ごうとして、それが足に絡まり、浴室のタイルに転がってしまった。
「ははは、何をやってんだ」
「女とやらしてやる」とラブホテルに呼び出されただけでも、頭がおかしくなるのに、来てみたら、憧れの陽子先生は全裸、おまけに「万引き女」と罵られている。
和雄は理性だけじゃない、全ての感覚がめちゃめちゃに壊れてしまった。
「ほら、陽子先生だ」
裸になった和雄に智之が陽子の体を預けてきた。
本物の女体はずっりと重たく柔らかい、そして、いい匂いがする。
「陽子先生!」とその場に押し倒すと、乳房を鷲掴みにして、唇に貪りついた。
「あ、い(嫌)…」
「あ、あああ、陽子先生…」
智之はその様子をへらへら笑いながら見ていたが、「和雄!」とその背中を叩くと、陽子の背中に回っていた。