第4章 優等生 大友和雄-3
≪いたぶり≫
「今日、スーパーでさあ」
「や、止めて!」
「うるせえなあ。これでも咥えてろ」
「あ、いや、あ、う、うぅぅ……」
陽子は再び穴の開いたピンポン玉のようなものを口に押し込まれ、言って欲しくないことをばらされてしまった。
「先生がスーパーで万引きしたんだよ」
「えっ、先生が…」
和雄の陽子を見る目が驚き、失望、そして軽蔑へと変わった。
「ち、ちが(違う)…」
陽子は否定しようしたが、口に物を詰め込まれ、はっきり言えない。それどころか、智之に後ろ向きに腰を抱えられ、「いいケツだな!」とパン、パンとお尻を叩かれてしまった。
「い、いた(痛い)…」
陽子は赤くなったお尻を手で庇おうとしたが、手錠で手首と足首を繋がれているから、それは叶わない。
「ぼ、暴力はダメだよ、智之」
怖くなった和雄は智之を止めようとしたが、逆に「バカ野郎!」と怒鳴られ、何も言えなくなってしまった。
「これはな、暴力じゃない。お仕置き≠チていうんだ。ほれ、もう一度!」
智之はパン、パン、パンと続け様にお尻を叩いた。陽子の目からボロボロと涙が零れ、お尻は真っ赤になっていた。