第9章 不倫-3
「フッ…」
誰かが鼻で笑った。その手には包丁が持たれている。場所は隆文のマンションの部屋の前。耳にイヤホンをつけ、ある会話を聞きながら、凍りつくような笑みを浮かべ暗闇に立っていた。
初恋のような初々しく新鮮なもの??
いやいや…
女は鋭い。
そして、男が思っている程鈍感ではない。
やはり不倫は…
ドロドロした愛憎劇なので…
ある。
終
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