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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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未来・富樫菜穂子-2

「テレビで見るより綺麗ですね!」
 都内の夜景を一望する高層ホテルのレストランで菜穂子と向かい合い、まず未来が掛け値なしの賛辞を贈った。
「いえっ、そんな……未来さんも、とても素敵です……」
 どう接するべきか戸惑いを隠せない菜穂子のオドオドした態度を俺は面白がって見ていた。

 未来との常軌を逸した「夫婦関係」のことは既に明かしてある。
 が、だからとてすぐには打ち解けにくいであろう。
 垣根を壊していく役目は、未来に一任してあった。
 初対面であるものの、ずけずけと言いにくいことまでぶつけてしまっていい。そう指示しておいた。
 マゾ気質の菜穂子には、それくらいの働きかけをしてやるのが効果的だと思ったのだ。

「亮介から聞いてるんですけど……」
 妊娠中なのでアルコールは控えている未来。フレンチのお供にウーロン茶をちびちび飲みつつ、ずばりエロ話題へと切り込んでいく。
「肛門ゆるゆるなんですって? どうしようもない屁こきビッチって本当なんですか?」
 ド直球な問いを受け、菜穂子は反射的に俺を睨みつけた。
 そんな恥ずかしいことをバラしたのか──そう責めるようなジト眼である。
「未来が見たいって言ってんだよ。この後、部屋取ってあるから思いっきり解放していつものぶっこき悪臭ファックしてくれる?」
「や、ヤダぁ……そんな、見られながらなんて……」
 抵抗はあるものの、俺との情事は楽しみという含みのある物言いだ。

 未来もそれを感じ取ってか、攻め口を逃さず食い下がった。
「ねっ。お願いします。だって、エッチの最中におならしまくるなんて、最高の信頼関係がないと出来ないことじゃないですか。わたし、恥ずかしくてそんなこと出来ないから……菜穂子さんが亮介とそんな交わり方するの、見学したいんです。わたしも亮介の前でブーブー臭いガス出しまくれるようになれたら、夫婦としてこれ以上ないくらい固い絆が結べるじゃないですか!」
 俺は笑い出しそうになるのを必死でこらえた。
 菜穂子のはしたない放屁ファックを面白半分で見たいというだけの興味本位をよくこれほどもっともらしく理屈づけしたものだ。
 眼を泳がせ、俺に助け舟を求める表情の菜穂子が可愛かった。
 可愛く思えるほど、いじめたくなる女だ。

 俺はテーブルの下でむごい悪戯を仕掛けた。
 靴を脱ぎ、足先を菜穂子の股間に割り込ませる。
 ムニ、ムニッと土手あたりからビラビラのある一帯をまさぐると、菜穂子は「あふっ……!」と艶めかしい息をついた。
 周囲には食事するカップルやファミリー、忙しく動き回るボーイたちもいる。
 クロスでテーブル下の有様は隠されているが、肩出しドレスの菜穂子が晒している面は、紛れもなく前戯中の感じ顔なのだ。


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