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俺は中村さんとセックスがしたい。
【OL/お姉さん 官能小説】

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第3章 ただのマスかきオヤジ-7

そんな会話が終わるとやはり2人きりの状況に意識してしまう涼子。
「あ、岸田さん、アイスコーヒー飲みます?私、喉乾いちゃったんで淹れて来ますけど一緒にどうですか?」
「あ、お願いします。」
「分かりました♪」
涼子は平静を保とうと努めたが、どこかソワソワ感を隠し切れない足取りで事務所を出て行った。

(マジか…、誰もいない事務所に中村さんと2人きりとか…。チャンスか!?しかもスマホあまり見ないとかこの時間にわざわざ家から戻って来るとか違和感ありすぎじゃね??もしかして俺が残業してるの知ってて偶然を装って来たのか??とうとう俺とヤリたくなったのかな…♪)
淡い期待を抱くが、涼子は本当にスマホを忘れて取りに来ただけであった。まさか隆文が1人で事務所にいるとは思ってもいなかった。事務所に灯りがついていた時点で隆文だったらどうしようと思ったが、玄関の向こうに本当に隆文がいるのを見てドキッとしてしまった。動揺を隠そうと必死であった。

冷蔵庫からアイスコーヒーを出し自分のコップと隆文のコップに入れる涼子。動揺は消えなかった。
(どうしよう…ヤラせてって迫られたら…。2人きりで言われたらヤバいよ…逃げられない…。それにまだシャワー浴びてないし、よりによって今日はくたびれた下着つけてるし、見られたら恥ずかしいよ…。それにきっともう何年もエッチしてないの、バレちゃいそうだし…。)
そんな事を考えていると事務所に戻るのが憂鬱になって来た。しかしあからさまにソワソワすると意識しているのがバレてしまう。涼子は深呼吸をしてからコーヒーを持ち事務所に戻る。

「お待たせしましたー♪」
仕事中と変わらぬほんわりした態度で隆文にコーヒーを渡す。
「すみません、夜まで働かせてちゃって。」
「いいえ〜♪(夜まで働かせちゃってとか、なんかエッチ…)」
「中村さんの入れるコーヒーは美味しいからなー。入れ方が上手いんですね!」
「そんな事ないですよぅ♪(入れ方が上手い…)」
意識しすぎてそんな事ばかり考えてしまう涼子。やはりヤリたい発言がずっと尾を引いている。この時点で隆文よりも涼子の方が強く意識しまっていた。

だがコーヒーを飲みながらコップに口をつける涼子を見た瞬間、昼間の興奮が蘇る隆文。
(洗ったんだろうが、俺はあのコップの中に精子を出したんだよな…)
思わず目をマジにして涼子の唇を見てしまう。
(あっ、ダメ…、見つめられてる…)
このままでは今ここでヤラれちゃうかも…、涼子はそう意識し少しソワソワしてしまうのであった。


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