智美の思惑、春奈の思惑-1
【智美の思惑、春奈の思惑】
前夜、智美は自身の急激な淫乱化とパイパンの効果で、前日までがウソのように女体を求められ、幾度も絶頂を迎えることが叶った。夜が明けて、充実した睡眠から目覚めた智美は、昨夜の感触が生々しく残る股間に手を伸ばした。
「うふふ、お毛毛がな〜い♪」
ただないだけじゃない。水着を着たときにVラインを処理したようなジョリジョリ感ではなく、すべすべの素肌の感触を指先で確かめた智美は、嬉々としながら精液で汚れたままの割れ目にその指を食い込ませた。
ぬちゅ…
「あふん…。ヌルヌルがスベスベしてるぅ」
股間を覗き込み、自慢の土手に精液を塗り広げながら、智美は無毛の卑猥さを改めて実感した。
「うふふ、割れ目モロ見えのモロまんこちゃん、エッチで凄く可愛いね♪」
見た目が無垢なくせに、亨に対して強烈な効果を示した割れ目。はっちゃけた智美は自身の縦スジを擬人化し愛着を込めてそう命名した。
「モロまんこちゃん、可愛いからご褒美よ。はぁん…、あぁ…、あん」
高揚のままに、オナニーを始めた智美だったが、ふと、その指の動きがピタリと止まった。
「いけない!オナニーしてる場合じゃないんだってば」
慌てて枕元のウェットティッシュで股間を拭った智美は、綺麗になった割れ目を名残惜しそうに見つめた。
「モロまんこちゃん、後で出してあげるから、少しだけバイバイしようね」
自身の股間に手を振った智美は、前夜頑張った亨を起こさないようにベッドから降りると、そうっと服を着始めた。
「ふう…。女から母親に戻らないとね」
下着を穿き、部屋着を身に付ける頃には、智美の表情は女から母親へと変化していた。
「えーと、今日の彩花の予定は…」
この日は土曜日。とりあえず、毎週の土日は彩花のクラブ活動があるから、そのルーティーンで目覚めたが、今日はそれ以外にも予定があったはずだ。記憶をおさらいした智美はハッとなった。
「そうよ!今日の彩花は一泊合宿だったはずよ!ということは…」
智美の表情が、一瞬にして母親から女の顔へと戻ってしまった。
「うふふ、そうだったそうだった。午前中はクラブで、3時からは塾の一泊合宿だった。あの子、明日の夕方まで居ないんだった。よかったね、モロまんこちゃん♪」
今夜はは昨日よりたっぷりできると思った智美は、部屋着のスカートを捲り上げると下着の上から自身の股間に声をかけた。
「やだぁ、モロまんこちゃんたらよだれよだれ。ああん、こんなに濡らしていけない子ね。よしよし」
下着の上から食い込ませた指に、智美はじっとりと湿り気を感じた。
「はうん…」
智美は女体の反応のままに、下着の上から敏感な部分を指で擦り始めた。
「はぁ…、はぁ…。って、いけないいけない。まずは母親母親。彩花の朝ごはん作らないと」
淫らな行為を中断し、階下に降りてからの智美は、弛みがちになる表情を引き締めながら、彩花の世話をした。
「お母さん、なんだか楽しそうね。なにかいいことでもあったの?」
彩花にすれば何気ない一言だった。しかし、その『いいこと』を思い返していた智美はギクリとし、『いいこと』をたくさん楽しんだ股間を反射的に手で隠していた。
「うっ…。い、いいことって?そ、そんな、べ、別にいいことなんてなかったよ」
「なに慌ててるのよ。あ〜、もしかして原因はお父さんね」
彩花はニヤニヤした。
ギックウウ…
心の中でそんな音が聞こえたような気がした智美は、慌てて否定した。